ベネチアングラス工房「アルベロ・ベネツィア」体験製作も可能です（by 現地ガイド）

体験製作もできる、ムラーノガラス店「ラルベロ」

ヴェネツィアンガラスとして知られるムラーノのガラスは、ヴェネツィアの伝統産業として有名かつ重要なものです。ヴェネツィアを歩くと色鮮やかなガラス製品の店を多くみかけ、職人さんの製作中の姿を見かけることも。

ガラス職人、ピーノさんのオリジナルガラスショップです

ここでご紹介する『L’Albero』は、ガラス職人である通称ピーノさんこと、ジュセッペ・インゼリッロGiuseppe Inzarilloさんによる、アクセサリー類を中心としたガラス製品の製作及び販売をする工房兼ショップです。

店名のラルベロ（アルベロ）とは、日本語では木という意味。ポルタ・フォルトゥーナ（幸運の印）とされる木を模したペンダントトップはピーノさんが店をオープンした30年前から作り続ける、息の長いオリジナル商品です。

ムラーノのガラスならでは、そしてピーノさん自身のオリジナル商品満載

店内にならぶ商品は、色遣いがとても綺麗で可愛らしく、ビビットな色の組み合わせから優しい色合いの組み合わせなど、種類も豊富。
色や柄などが豊富なガラスを、ピーノさん自身の経験とインスピレーションで仕上げるのだとか。店内に溢れかえるほどのガラス小物がありますので、じっくりと自分のお気に入りを探してみてください。

自分のオリジナルを体験製作できます

そして、同店の面白さは買い物をすることだけではありません。ここで製作体験もできるのです。予定の時間（予約要）に同店に到着すると、まずはピーノさんによるムラーノのガラスについての簡単な歴史や特徴の説明が始まります。さらには素材の解説（ムラーノガラスには伝統的な数種の素材があり、それらを組み合わせてつくります）、そして実際の製作にあたる手ほどきをマン・ツー・マンで受けられる貴重な体験です。

製作体験中はピーノさんと共に同店を守る奥様、日本人のかなえさんが通訳及び補助をしてくれますので、言葉の心配も要りません。彼女もガラス製作に関わるデザイナーであり職人さんですので、ガラスに関する造詣も深く、安心してアドバイスを受けることができます。また、やむを得えずピーノさん不在日でも、かなえさんの手ほどきにて同様の体験が楽しめます。

1時間30分でオリジナル作品の完成です！

型を決め、ガラスを切り、でき上がりを想像しながら型にガラスを組み込みます。通常1時間半ほどの製作時間のようです。作ったものは保管され、次に窯に火を入れる際にまとめて窯入れされます。最終的に仕上がるのは1～1か月半ほど。丁寧に梱包されて日本のご指定先に配送されるまでは約2か月ほどが目安となります。

費用は体験費20ユーロと組み合わせる付属の部品の材料費、他配送料などです。制作前に料金表を見ながら相談されると良いと思います。体験製作は完全予約制ですので、あらかじめホームページ（http://www.alberovenezia.com）から時間や人数などのご希望をお問い合わせください。
（＊）体験コース予約時は『アーモイタリアを見た』とお書き忘れないように・・・。

L’Albero Veneziaの基本情報