様々なルートがあります
ヴェネツィアを訪れたら、ゴンドラ乗船はぜひ体験していただきたいものです。ヴェネツィア名物のゴンドリエーリ(ゴンドラを漕ぐ人)が漕ぐゴンドラに揺られながら、水面から見上げる美しい世界遺産の街は、大変迫力があります。ゴンドラに乗らずして、ヴェネツィアを語ることはできないでしょう。
ゴンドラ乗り場はヴェネツィア本島内で10箇所以上あり、乗り場によってコースが変わります。ゴンドラ乗船の際には、規定のゴンドラ乗り場に行き、コースや料金を訪ねて乗船します。
一般的なゴンドラの乗り方
- 乗り場を探す
緑に金色でGONDOLEと書かれた場所を探し、黒x白または赤x白のボーダーシャツを着たゴンドリエーリに声をかけてみよう。 - ルートと金額の交渉
通ってみたい場所などがあれば、ここで乗船時間とルートと料金を交渉。ただしゴンドラ乗り場ごとにそれぞれのテリトリーがあるので、希望に叶わない場合もあります。 - 乗船
数人で乗船する際には、ゴンドリエーリの指示に従って椅子に座ります。彼らは船の重心をうまくとれるようコントロールしています。
アーモイタリア貸し切りゴンドラツアー(日本人スタッフ付き)
アーモイタリアでは、安心して乗船できるゴンドラサービスをご用意しております。交渉に自信がない、ルートなどを予め相談したい、夕暮れ時に乗船したい等々のご要望に対応可能です。ぜひご利用ください。
ゴンドラの船体の形には意味があります
ヴェネツィアの運河で見かけるゴンドラは、昔からほぼ変わらず、その全てが手作りでオーダーメイドです。基本的な形は勿論あるものの、装飾などをよく見るとひとつとして同じものはなく、それぞれのゴンドリエーリの身長や体重に合わせて作られているものなのです。
長さは11メートルと決まっており、縦方向から見ると左右非対称なのが判ります。ゴンドリエーリが立ち乗りし、重心をとりながら船を漕ぐというヴェネツィアならではの漕法に則られています。そして、船首に必ずつけられるゴンドラのシンボルでもある鉄製の飾りには、その形に意味があります。その素材から「フェッロ(鉄製)」とか、見た目の形から「ペッティネ(櫛)」と呼ばれます。
上部にあたるカーブ部分は、ヴェネツィアの政治を司るドージェ(総督)の丸い帽子の形を表現したものです。その下部には続いて、ヴェネツィア本島6地区と他主要な離島、水の都であるヴェネツィアの大切な交通の要であるサンマルコ湾やカナルグランデが模されています。つまりは、ヴェネツィアの集大成がここに込められているのです。
ゴンドラは、ヴェネツィアのシンボルであり、ヴェネツィアという土地、歴史、文化に深く根付いたものといえるのです。