タックスフリーで得しよう!
イタリア国内にはグローバル・リファンドの加盟店(買い物後空港で税金還付が受けられる加盟店)が約18,000店舗あります。有名ブランド店をはじめ、ローカルブランド、ギフトショップなど、イタリア各都市にあるタックス・フリー・ショッピングのロゴのあるお店でお買い物をすると、出国時に買い物金額の最大20%の免税払戻しが受けられます。免税手続き方法を確認してしっかりと「得」しましょう!
1店舗で70ユーロ以上の買い物が必要です
イタリアのタックスフリー:2024年2月1日から最低免税額が154.94ユーロ→70ユーロに緩和されました。購入額の13%程度が還付されます。お店できちんと免税書類を作ってもらいましょう。パスポート番号が必要です。
イタリアでは1日1店舗で70ユーロ以上買い物をすると、免税対象となります。この金額以上お買い物をしたら、レジでパスポートを提示して必ずグローバル・リファンド・チェック(免税手続きの書類)を発行してもらいましょう。この書類が無いと帰国の際、出国する税関で免税手続きをとることができません。税関スタンプ受領期限は購入月の末日より起算して3ヶ月以内、リファンド申請の有効期限も購入月の末日より起算して3ヶ月以内と設定をされているので、帰国後早めにリファンド申請をされることを勧めます。
加盟店で支払い時に、パスポートを提示しながら「タックス・フリー・ショッピング・チェック・プリーズ」と店の人に言いましょう。お店の人からリファンド・チェック(免税書類)とレシートが渡されるので、名前など記入事項に誤りがないか、確認します。
同店舗でも日付をまたいでの買い物は合算できません。1回での金額が70ユーロの必要があります。複数商品の購入を迷っている場合などは店員さんに相談しましょう。
イタリアではローマ・フィウミチーノ空港(別名レオナルド・ダヴィンチ空港)とミラノ・マルペンサ空港に申請窓口があります。日本の場合は成田空港、関西国際空港内にカウンターがあるので、いずれかの空港内カウンターで税金還付手続きをすれば忘れることもないでしょう。
ローマ・フィウミチーノ空港とミラノ・マルペンサ空港の税関とタックスフリー・カウンターの地図は「空港の免税払い戻しページ」を参照してください。
イタリアでの免税率と還付金のの注意点
- ショッピング最低購入金額=70ユーロ
- 最高払い戻し率(タックスフリー):2%~14.5%
- IVA(付加価値税)は靴・衣料品・生地製品に20%、食料品に10%、特殊食料品4%課税。1店舗での買い物が税金込みの店頭表示価格で70ユーロ以上の場合は免税手続き可能。購入日より3ヶ月以内に申請
- 申請対象品は未使用であることが条件です。購入時の梱包やシールははがさない方が無難です。はがす場合もきれいに!
税関手続きを忘れずに!
イタリアはEU加盟国です。イタリア国内のお店で発行してもらったグローバル・リファンド・チェックは、帰国時にEU加盟国圏内の最後の税関で免税手続きをしなければ、タックス・リファンド(還付金)を受け取ることができません。直行便であればイタリア国内の空港内、ヨーロッパ経由便であればヨーロッパ最後の国で輸出証明スタンプを押してもらいます。
税関での手続きが終了するまでは、手続きに必要なものは必ず携帯するようにしましょう。
出国の際に、税関でパスポートと以下のものを提示して、必ず税関のスタンプを受けてください!(スタンプがないとお金が戻ってきません!!!)
- グローバル・リファンド・チェック
- 購入品(未使用)
- 購入品のレシート
- 搭乗券または航空券
*通常はレシートは申請に必要ありませんが、稀に必要な場合があります。手続きが完了するまではきちんと保管しましょう。
2018年9月1月からタックスフリーに関するシステムが変わりました
空港税関でのスタンプが廃止されたようです。詳しくは下記URLをお読みください。イタリアでは税関でスタンプを押さない!? https://qaitaly.com/2908519/

リファンドの申請(払い戻し手続き)
税関手続きをした後は、リファウンド(払い戻し)申請をする必要があります。この手続きを完了すると免税分のお金が戻ってきます。通常は空港内にあるグローバル・リファンドのカウンターに書類を提出すると現金が戻ってきます。受け取り方法は現金以外でも可能ですし、グローバル・リファンドのカウンター(Cash Refund Office)がない場合は帰国後に申請することになります。
受け取り方法:現金(キャッシュ)の場合
- グローバル・リファンドのカウンターで申請します。キャッシュ・リファンド可能な書類であれば、その場でリファンド(払戻金)を受け取ることができます。
- リファンドを受け取る際の通貨は、ご利用カウンターごとに異なります。(例えばローマ空港の場合は、ユーロ還元カウンターと円還元カウンターの2つに分かれていて、そこに並びます)
- 日本のカウンター利用の場合は、日本円で支払われます。レートは三井住友銀行の円買いレート(外貨→日本円)です。日本には成田空港と関空にカウンターがあります。
クレジットカード口座への振込みの場合
- クレジットカード番号を書類に記入の上、申請します。指定カード番号の口座にリファンドが振り込まれます。
- 約5%の為替手数料がかかります。
- カード番号を間違えると当然、払戻金は受けられません。はっきりと書きましょう。
- 書類を受理してから5週間でお支払い手続きが完了します。カード会社からの明細書に反映されるのは、2-3ヵ月後。
- リファンドは明細書にマイナス表示されます。
銀行小切手を自宅へ郵送の場合
- 申請の際、氏名、住所(郵便番号を含む)を必ずローマ字で、正確にはっきりと書きましょう。
- 三井住友銀行本店発行の日本円建て小切手で、リファンド(払い戻し金)が支払われます。
- カード番号を間違えると当然、払戻金は受けられません。はっきりと書きましょう。
- 小切手は、口座を持っている銀行または、三井住友銀行本店で換金できます。
指定銀行口座へのお振込みの場合
- 日本に帰着後、成田または関空にあるグローバル・リファンドのカウンターまたはグローバル・リファンドの日本事務所に郵送または直接持って行き、申請することができます。。
- 郵送希望の場合は、パスポートのコピー(本人を確認できるページ)、リファンド・チェック、レシート、本人名義の銀行口座、日中に連絡できる電話番号とパスポートの顔写真ページのコピーをあわせて、グローバル・リファンド・ジャパン株式会社宛に郵送します。
- カード番号を間違えると当然、払戻金は受けられません。はっきりと書きましょう。
- 書類を受理してから5週間でお支払い手続きが完了します。カード会社からの明細書に反映されるのは、2-3ヵ月後。
- リファンドは明細書にマイナス表示されます。
払い戻し手続きの注意点
- タックスフリーの業者は数社あります(こちら参照)。空港では、その各社専用のカウンターに並ぶ必要があります。免税書類から社名やロゴを再確認しましょう。まちがった列に並ぶと、時間の無駄ですよ!
- 所定の封筒を利用して、イタリア空港内のポスト(グローバル・リファンドのロゴマーク付きのポスト)から投函して申請する方法もありますが、イタ リアの郵便事情はとても悪く、紛失することが多いです。紛失した場合は当然、税金還付金は受けられません。避けた方がいいでしょう。
- 小切手などの換金には手数料がかかってあまり得をしません。出発国で換金できない場合は、日本の空港内(成田もしくは関空)のグローバル・リファ ンドのカウンターで払戻しすることをお勧めします。その場合も免税書類に出発国(EU最後の国)のスタンプが必ず必要となります!