イタリアと言えばトレヴィの泉やピサの斜塔、コロッセオ、そして食べ物はナポリピッツァ、カルボナーラなどが有名ですが、カジノ愛好家なら忘れてはいけないのが「カジノ発祥の地」という事実。1638年にカジノ・ディ・ベネチアが開業して以降、世界中のギャンブラーが同地を訪れています。
現在はラスベガスやマカオにカジノ立国の地位を奪われましたが、歴史溢れるラグジュアリーな空間で遊びたいなら絶対にイタリアのカジノは外せません。イタリアの街並みを崩すことなく美術館のような数々のカジノは、誰もがその雰囲気に魅了されてしまうこと間違いありません。
そこで今回はイタリアに行ったら出かけてみたいカジノ3選をご紹介します。そのゴージャス感に惹き寄せられ、きっと渡り鳥のように何度もこの地を訪れてしまうでしょう。
カジノ・ディ・ベネチア(ベネチア)
カジノ・ディ・ベネチア(Casino di Venezia)は、1481年に住居として建設され、1638年にカジノ施設として改装・開業した世界最古のカジノです。館内は地下を含む4層に分かれており、カジノフロアは1階と2階を使用しています。
館内を見渡すと大理石でできた壁や数々の肖像画など、まるで美術館でカジノを楽しんでいるかのような雰囲気を味わえます。ラスベガスやマカオなどの現代カジノとはまた違った独自の世界観はカジノ・ディ・ベネチアならでは。
水上タクシー、または陸路の2つの入り口があり、入場料として10ユーロが必要です。しかしカジノ内で使える10ユーロ分のカジノチップが貰えるため、実質の入場料はタダ。貰ったチップだけで億万長者!なんてことも夢ではないですね。
遊べるゲームはスロット約600台、テーブルゲームはバカラやブラックジャック、ルーレット、ポーカー(テキサスホールデム・カリビアンスタッド)、そしてヨーロッパ版バカラのプントバンコなど、合計10台あります。カジノとしての規模は小さいですが、それ以上の価値がある、それがカジノ・ディ・ベネチアです。
カジノ・カンピオーネ・ディタリア(カンピョーネ・ディターリア)
ミラノ中心部から車を走らせること約1時間、スイス領に囲まれたイタリアの飛び地「カンピョーネ・ディターリア」のルガーノ湖畔に力強くそびえ立つのがカジノ・カンピオーネ・ディタリアです。小さな商業施設や住宅に囲まれ、その周囲は山と森で埋め尽くされた自然溢れる環境です。
ひときわ目立つカジノ・カンピオーネ・ディタリアは夜になると赤や青にライトアップされ、良い意味で同地に似つかない独自の雰囲気があります。レストランやバーも入っているため、カジノ以外の目的でも楽しめます。
カジノ・カンピオーネ・ディタリアの入場料は無料で、スロットは750台以上、テーブルゲームも50台以上と、イタリア最大級の広さ。特にポーカーの人気が高く、毎日のようにキャッシュゲームやトーナメントを開催しています。
サン=ヴァンサン カジノ&リゾート(サン=ヴァンサン)
サン=ヴァンサン カジノ&リゾートは、イタリアとスイスの国境付近にある温泉地「サン=ヴァンサン」で営業するカジノリゾートです。周囲には古代ローマ遺跡がたくさんあり、かつてはローマ皇帝も温泉に入ったことで知られています。
敷地内にはおとぎ話で出てくる宮殿のようなロビーが出迎えてくれるイタリア屈指の5スターホテル「Grand Hotel Billia」が入り、ヨーロッパのセレブたちからも愛されています。カジノ施設は前面がミラー壁で作られた近代的な建物で、ホテルとはまた違ったスタイリッシュさがあります。
テーブルゲームはブラックジャックやバカラ、プントバンコ、ポーカー、ルーレット、クラップスなど全70台以上で、ポーカーだけで40台もあり、過去にはPoker Starsの大会も開催しています。また地下フロアには300台以上のスロットが並んでいます。