大聖堂の歴史と見どころ
パドヴァのドゥオーモは、初期キリスト教時代(紀元1世紀中頃)の司教座大聖堂としての起源をもちます。
長い歳月を経て、1075年に新たに大聖堂として建築されましたが、1117年の地震により被害を受けました。現在見られる建物は、16世紀から18世紀に手がけられたものです。ミケランジェロの名による公募、公告により建築家及び設計を募ったとされています。実際には、オリジナルを復元する仕事として、イストリア(現在のクロアチア北西部の三角地帯)出身のアンドレア・ダ・ヴァッレ、アゴスティーノ・リゲッティにそれを委ねていました。
1754年には、ヴェネツィアの建築家であるジローラモ・フリジメリカにより、現存の正面に3つの門(扉)を持つ形に。この際に、バラ窓(円花窓)といわれるステンドグラスが植え付けられ、聖堂のシンボルとなっています。しかしながら、クーポラも含め実は彼の設計通りの仕事は終わっておらず、しかも第一次大戦中の爆撃も受けているので、未だ未完成のままだといわれています。
大聖堂裏側には詩人フランチェスコ・ペトラルカが一時居住していたというカノニコがあります。
洗礼堂(Battistero del Duomo)
ドゥオーモ右隣に隣接するバッティステロ(礼拝堂)は12世紀後半に建築されたものです。
現在のような形としては1260年、序階されたのが1281年のこと。内部は小さいですが、クーポラ面も含め、壁面いっぱいに埋められた創世記を描いたフレスコ画が美しく、迫力があります。所々に、時経によりはげ落ちたりする部分もあり、一部修復されながらも、この時代のフレスコ画の保存状態としては、大変に良好なものとして知られています。
洗礼堂は入館料3ユーロがかかります。
サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂の基本情報
名称 | Cattedrale di Santa Maria Assunta(サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂) |
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おすすめ | |
住所 | Via Dietro Duomo, 5, 35139 パドヴァ |
行き方 | パドヴァ中心街の北西部 |
電話番号 | +39 049662814 |
休館日 | なし |
開館時間 | 10.00-18.00 |
入館料 | 無料 |
その他 | |
サイト | http://www.diocesipadova.it/wd-annuario-enti/cattedrale/cattedrale-s-maria-assunta-nella-cattedrale/ |