国際家具インテリア見本市ミラノサローネをレポート

ミラノ・サローネ ミラノ
ミラノ・サローネの会場。開催期間中は世界中から人が集まります。

僕「はじめにプロフィールをお聞きしてもいいですか?」
Nathan「シンガポール出身、37歳です。シンガポールに3件、インドネシアに1件店を持っています」
僕「サローネの参加は何度めですか?」
Nathan「今回がはじめてです。サローネに出るということは世界の舞台に立つということでもあり、我々にとっても大きなチャンスです。いろいろな家具のデザインをしていますが、ヨーロッパで発表する家具のほとんどは木を材質のテーマにしています。まだヨーロッパには浸透していないアジアの家具が語る美しさを伝えたいと思っています」
僕「作品のコンセプトなどがありましたら教えていただけますか?」
Nathan「私の場合あまり斬新とか奇抜なデザインの家具を作りません。アジアの持つ歴史的な家具の伝統にのっとり、できるだけ素材の良さを生かしたデザインを心がけています。自然の木の形を出来るだけ生かし、人々と自然が共に暮らすという素晴らしさがこれからも世界に広がってゆけばいいと思っています」
僕「サローネでの反応はどうでしょうか?」
Nathan「かなり良い反応です。来年はもっとブースを大きくして、多くの作品を展示したいと思っています」

Nathan Yonさん、ありがとうございました。来年もサローネに向けてがんばってください。

Milano Salone
Nathan Yon氏の作品

ちなみに僕も某イタリア家具メーカーでソファを購入したことがあります。やはりイタリアと言えば革製品が有名ですが、一流メーカーともなるとすべて注文を受けてからハンドメイドで作るため商品が届くまでに2,3か月かかることもあります。さらにこのメーカーの商品を日本で購入すると半年ほどかかってしまうらしいです。そのこだわりはすごいですが、店の店員さんも「我が社のコンセプトをわからない人には売りません」みたいな気品が感じられました。さすがイタリアですね。
 しかしサローネ会場では展示のみで通常家具を購入することはできません。家具を購入したい方は住所を聞いて、直接お店に行かなくてはいけません。

Milano Salone
ミラノサローネ会場内のブックショップ

ミラノ・サローネの基本情報

名称 Milano Salone(ミラノ・サローネ)
おすすめ
住所 Strada Statale Sempione, 28, 20017 Rho ミラノ
行き方
その他
タイトルとURLをコピーしました