スカラ座からVia Aless Manzoniを3分ほど北上するとポルディ・ペッツオーリ美術館がある。周りのビルに囲まれて少しわかりにくいが、入り口には(Museo)の垂れ幕が下がっているのでそれを目印にするといいだろう。
ここはかつての貴族であったポルディ・ペッツオーリ氏が集めた貴重なコレクションを展示している。絵画だけに留まらず、中世の武器や時計、彫刻や宝石など幅広く収集され、この美術館はペッツオーリ氏の邸宅であったため当時の雰囲気を感じながら展示物を観覧できるようになっている。
絵画の中ではボライウォーロの「貴婦人の肖像」やサンドロ・ボッティチェッリの「聖母子」などが有名。
作家須賀敦子の有名な著者である「ミラノ 霧の風景」ではここはロンドンのワレス・コレクション、ニューヨークのフリック・ギャラリーと共に「あたまを使って集めた」という点で世界有数のコレクションであると記されている。
一階は大きなホールと図書室になっており、展示物のほとんどは二階にある。エントランスでは彫刻から水が流れ、二階へ続く螺旋階段を取り囲むように美術品が飾られている。いかにもヨーロッパの貴族というような贅沢な気分を味わうことができ、それほど来館者も多くなくゆったりと展示物を眺めることができるのもこの美術館の良さである。
ポルディ・ペッツォーリ美術館の基本情報
名称 | Museo Poldi Pezzoli(ポルディ・ペッツォーリ美術館) |
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おすすめ | |
住所 | Via Alessandro Manzoni, 12, 20121 ミラノ |
行き方 | |
電話番号 | +39 02 794889 |
休館日 | 毎週月曜日、1月1日、イースター、4月25日、5月1日、8月15日、11月1日、12月8日、12月25日、12月26日 |
開館時間 | 10:00-18:00 |
入館料 | €8 |
その他 |
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サイト | https://www.museopoldipezzoli.it/ |