味 雰囲気 値段 総合 |
トスカーナの伝統料理を昔ながらのトラットリアで食事するなら「マンマ・ジーナ」が素晴らしいです。ここの煮込み料理「リボッリータ」は超絶品。前菜もパスタも丁寧な仕込みで見事な料理がそろっています。店の装飾品、店員のサービス、すべてが古き良きフィレンツェを感じられます。そして重要なのが「昼から休憩なしの営業時間」。夕方の早い時間からディナーが食べられるのは超貴重です。 |
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公式サイトから簡単に予約可能です。https://mammagina.it/
もしくはトリップアドバイザーやTheForkから予約すると割引があります。
予約に自信のない方は、アーモイタリアが予約手配を承ります。下記のページよりお申し込みください。「レストランの予約手配」
- 2024年夏は休みなく、毎日営業します。
ベッキオ橋から徒歩2分、最高の立地です
ベッキオ橋から徒歩2分、ウフィツィ美術館から徒歩6分、とても良い立地にあります。観光途中で立ち寄り安いです。
間違いない!フィレンツェ最高の「リボッリータ」が食べられます
ここ最近、欧米でも人気になっている絶品の「リボッリータ」が食べられます。野菜たっぷりでデトックス効果もばっちり、疲れた胃にもやさしいです。75歳のベテランシェフ、アントニオ氏が毎朝リボッリータとラグー(ミートソース)を煮込んでいます。
リボッリータはトスカーナ郷土料理で、農家で余った野菜や豆、固くなったパンを入れて煮込むミネストローネ。「Ribollita」とは「もう一度煮た」という意味で、時間をかけて煮込むことで野菜の旨味を凝縮させます。日本では見ること無いカーボロ・ネーロ(黒キャベツ)をくたくたになるまで長時間煮込んであり、肉料理の多いトスカーナではほっと一息がつける美味しくて、心温まる一品です。
様々な店でリボッリータを食べてきましたが、このマンマ・ジーナがフィレンツェでもっとも美味しいリボッリータの1つでしょう。野菜スープとあなどってはいけません、食べごたえ抜群で感動すら覚えます。イチオシです!
貴重なのが「休憩なし」の営業時間
料理も美味しいのですが、おそらく日本人にとって貴重なのが「休憩なし」の営業時間でしょう。イタリアは昼休憩の後、ディナー開始は19:30が普通ですが、お昼から休憩なしで夜まで営業しています。営業時間は12:00〜22:30(冬季は昼休憩する場合あり)。このMamma Ginaなら午後4時や5時からディナーを食べられます。観光に疲れた時、早くディナーを済ませたいなら、ファストフードや中華料理店ではなく、ぜひこのマンマ・ジーナに行きましょう。極上のトスカーナ伝統料理を味わえますよ。
その他のオススメ料理
黒キャベツのクロストーネ(前菜)
Crostone di Cavolo Nero di Stagione con Lardo di Colonnata
黒キャベツが煮込み料理のリボッリータと被ってしまうのですが、この前菜は絶品でオススメです。柔らかく煮込まれた黒キャベツとその上にのるラルド(豚の背脂の塩漬け)が見事なハーモニーです。前菜で一品選ぶならこれで決まりです。1皿に2枚乗ってきます。
フィノッキオーナのラグーのキタッラ・スパゲッティ
Spaghetti alla Chitarra di Mamma Gina con Ragù di Finocchiona
好みが分かれる料理だと思いますが、僕の友人はMamma Ginaのこの料理がフィレンツェで一番のパスタだと言います。フィノッキオーナはフェンネルシードの入った豚サラミ。そのサラミをミートソースにしています。通常のミートソースとはまったく異なる風味で、まさにサラミの香りが鼻に抜けます。大人向けで赤ワインに合う強い個性的な料理です。キタッラは手打ちで角がある断面の四角いスパゲッティです。
トルテッローニ、トリュフとパルミジャーノソース
Tortellacci al Tartufo con Fonduta di Parmigiano e Granella di Pistacchio di Bronte
リコッタチーズとほうれん草の詰め物パスタで、パルミジャーノチーズのフォンデュ、ピスタチオの粒がかかっています。滑らかなソース、甘みも感じられる優しいパスタですが、黒トリュフとピスタチオの香りがゴージャスです。
タリアテッレのラグーソース
Tagliatelle al Ragù Toscano
間違いなしのパスタは、朝から煮込んで作るラグー(ミートソース)のタリアテッレでしょう。濃厚なソースが平打ち麺によく合います。マンマ・ジーナは煮込み料理に手間をかけているので、ここのラグーは絶品です。
ステーキも美味しいです
Tボーンステーキなら「トラットリア La Gratella」が一押しなのですが、それにも負けないクオリティがあります。ステーキは良い肉を仕入れるだけではダメ、調理の仕方で大きく味が変わります。マンマ・ジーナは調理がとても丁寧。最高の肉を最高の状態で食べることができます。焼き加減はもちろん「Al Sangue(レア)」で!
最低800グラムからオーダーできるそうですが、800gで頼んだところ、1kgが出てきました。よくあるパターンです。美味しいビーフステーキは厚みが大切。2人以上でシェアする必要があります。
ベイビー・ステーキ
今回は通常ステーキを食べましたが、ここマンマ・ジーナでは500gのミニステーキが食べられます。フィレンツェ風ステーキを試したい、でも1キロは無理、、、という人におすすめ。ただしすべての店舗共通ですが、500gの小さなステーキは、骨付きTボーンとは部位が異なります。通常ステーキよりも味が落ちるので、その点だけ理解しましょう。
フィレンツェ中心で500gのステーキを食べるなら、この「Mamma Gina」か「Trattoria Sostanza」が候補になると思います。
ドルチェも忘れずに・・・
ドルチェも定番のものが揃っています。ティラミス、パンナコッタ、プロフィットロールなど、いずれも美味しいです。ディナーでしたらぜひデザートを食べてみてください。イタリアはレストランのドルチェがとても美味しいです。1つ選ぶなら「ティラミス」でしょう。甘さとコーヒーの香りが絶妙です。
メニュー(2024年6月1日)
Coperto | サービス料(席料、パン代込み)3ユーロ |
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Antipasti 前菜 |
Gran Tagliere di Salumi, Formaggi e Crostinix2(サラミとチーズ盛り合わせ、クロスティーニ付き2人前)22ユーロ、Tris di Bruschette(3種のブルスケッタ)9ユーロ、Crostone di Cavolo Nero di Stagione con Lardo di Colonnata(黒キャベツのクロストーネ 2枚)14ユーロ、Lampredotto Fritto(牛モツのフライ)14ユーロ、Polpette al Sugo della Mamma Gina(特製肉団子のトマト煮込み)15ユーロ、Insalatona di Carciofi Freschi e Grana(アーティチョークのサラダ、チーズかけ)15ユーロ、Carpaccio di Filetto di Manzo(牛フィレ肉のカルパッチョ)18ユーロ、Flan di Verdure di Stagione con Crema di Pecorino e Tartufo(季節の野菜のフラン、ペコリーノチーズとトリュフソース)18ユーロ |
Primi Piatti パスタ料理 |
Tortellacci al Tartufo con Fonduta di Parmigiano e Granella di Pistacchio di Bronte(トルテッローニ、トリュフとパルミジャーノとピスタチオのソース)19.5ユーロ、Tagliatelle al Ragù Toscano(タリアテッレのラグーソース )14ユーロ、Spaghetto alla Chitarra di Mamma Gina con Ragù di Finocchiona(フィノッキオーナのラグーのキタッラ・スパゲッティ)15ユーロ、Taglioni con Carciofi di Stagione(アーティチョークの平打ち麺パスタ)18ユーロ、Pici Senesi al Ragù di Salsiccia di Cinta Senese(ソーセージを煮込んだラグーソースの太麺パスタ)15ユーロ、Pappardelle al Cinghiale(イノシシ肉ソースの平打ち麺パスタ)15ユーロ、Tortelli di Patate Mugellani ai Porcini(じゃがいもの詰め物パスタ、ポルチーニ茸ソース)18ユーロ、Cannelloni di Carne al Ragù Toscano e Parmigiano(ラザニア風パスタ)17ユーロ |
Minestre スープ |
Ribollita alla Fiorentina(フィレンツェ風リボッリータ=野菜の煮込みスープ)14ユーロ、Pasta e Fagioli(パスタといんげん豆の煮込み)14ユーロ、Minestrone alla Toscana(ミネストローネ)14ユーロ |
Secondi Piatti メイン料理 |
Pollo Fritto alla Fiorentina(フィレンツェ風鶏肉のフリット)18ユーロ、Coniglio Fritto(ウサギ肉のフリット)20ユーロ、Ossobuco alla Fiorentina(オッソブーコ=仔牛すね肉の煮込み)24ユーロ、Trippa alla Fiorentina(ホルモン・トリッパのトマト煮込み)19.5ユーロ、Lampredotto ai Porcini(牛モツ・ランプレドットのポルチーニ茸ソース)20ユーロ、Petti di Pollo di Mamma Gina(特製鶏むね肉料理)22ユーロ、Melanzane alla Parmigiana(ナスのパルミジャーナ=ナスとチーズとトマトの重ね焼き)18ユーロ、Petti di pollo con crema al cognac e funghi(鶏むね肉、コニャックとキノコのクリームソース)24ユーロ |
Dalla Brace グリル料理 |
Bistecca alla Fiorentina di Scottona(フィレンツェ風Tボーンステーキ)100gあたり5.8ユーロ、Bistecca di Baby Beef(500gの小型ステーキ)36ユーロ、Filetto di Scottona alla brace(牛フィレ肉のグリル焼き)32ユーロ、Filetto di Scottona al Tartufo Nero(牛フィレ肉のグリル焼き+黒トリュフ風味)36ユーロ、Lombata di Vitella(仔牛肉のグリル)28ユーロ、Entrecote(リブロースのグリル、約250g)26ユーロ、Tagliata Rucola e Grana(牛肉ステーキの薄切り、ルッコラとチーズをかけて)28ユーロ |
Contorni 付け合わせ野菜 |
Patate Arrosto(じゃがいものオーブン焼き)7ユーロ、Patate fritte(フライドポテト)7ユーロ、Carciofi Fritti(アーティチョークのフリット)12ユーロ、Zucchine fritte(ズッキーニのフリット)9ユーロ、Verdure Grigliate(野菜のグリル焼き)10ユーロ、Fagioli all’olio(いんげん豆のオイル和え)7ユーロ、Fagioli all’uccelletto(いんげん豆のトマト煮込み)8ユーロ、Insalata Mista(ミックスサラダ)7ユーロ、Spinaci(ほうれん草)8ユーロ |
Dolci デザート |
Tiramisù(ティラミス)8ユーロ、Panna Cotta(パンナコッタ)8ユーロ、Profiteroles al cioccolato(プロフィットロールのチョコレートソース)8ユーロ、Creme Caramel(プリン)8ユーロ、Torta di Mela(リンゴタルト)8ユーロ、Cheesecake Cotto(焼きチーズケーキ)8ユーロ |
トラットリア・マンマ・ジーナの基本情報
店名 | Trattoria Mamma Gina(トラットリア・マンマ・ジーナ) |
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おすすめ | |
住所 | Borgo San Jacopo, 37/R, 50100 フィレンツェ |
行き方 | ベッキオ橋から徒歩2分、ウフィツィ美術館から徒歩6分 |
電話番号 | +39 055 2396009 |
定休日 | なし |
営業時間 | 12:00-22:30 |
座席数 | 140席 |
予算 | 1人15~50ユーロくらい(飲み物別) |
その他 | クレジットカード利用可 |
サイト | https://mammagina.it/ |
リボッリータを食べてみて!
フィレンツェの中心地で地元伝統料理を食べるのにぴったり。休憩がないのでお昼の12:00から閉店ずっと営業しています。早い夕食に最適です。パスタだけでもOK。トリップアドバイザーやTheForkのサイトから予約すれば30%割引きになったりします。リボッリータは絶品ですよ!イタリア在住:堂 剛 スタッフ一覧