「ディスペンサ・エミリア」ボローニャ駅内、手軽に郷土料理を楽しめるレストラン

モデナ地方の伝統料理ティジェッレが楽しめる

モデナ地方が発祥のTigelle（ティジェッレ）というナンのような薄いパンに、生ハムやサラミ、チーズなど様々な地域の特産物を挟んで食べるサンドイッチのほか、サラダ、ボロネーゼソース（タリアテッレ・アル・ラグー）やトルテッッローニなどパスタ類も食べられます。ファストフードのようにお手頃に素早く提供し、しかし食材にこだわった「ファストカジュアル・フード」を売りにしており、忙しい旅行客の強い味方です！ボローニャ駅を経由、通過するだけの時間のない方やボローニャ駅前のホテルにお泊まりの方などでも、美味しいボローニャの郷土料理を楽しんでいただけます。

駅構内のレストラン、バールの中では絶対的に美味しい！

場所は駅構内地上階のPiazza Ovest（西口）の荷物預かり場所の手前にあります。駅を正面から見て、左側のタクシー乗り場の構内入り口から入ってください。まずはお店に入ってすぐにカウンターがあるので、そちらで注文、支払いを済ませてから席につきます。

日本のフードコートのような感じで、支払ったらレシートと磁気のついたプレート（Trovamiトローバミ＝私を見つけて！）を渡されるので、それを持って席へ。プレートは机の上のお花のシンボルの上に置いておいてください。10分以内に注文の品が席に届けられるようになっています。

ティジェッレセットがおすすめ

５つセットになったティジェッレ。クラッシックやヴェジタリアン、また具沢山のスフィツィオーゼ、ゴローゾ（食いしん坊のという意味）など、すでに５つの味が決まっているセットはパルマの生ハムやボロネーゼハム、パンチェッタなど様々なサラミが用意されています。その中でも私のおすすめは「タルトゥフィーナ」生ハムとルッコラ、トリュフのペーストが入っていて、濃い味がワインにぴったりです。

もう一つのおすすめは「カルチョフィーナ」はアーティチョークにストラッキーノ（フレッシュチーズ）とプロッシュートコット（ハム）。こちらは少しさっぱりしています。５つ食べると結構お腹がいっぱいになるのですが、もし余裕があれば甘いティジェッレもおすすめ。ヌテッラ（ヘーゼルナッツチョコクリーム）やリコッタチーズとハチミツなど、別腹も満たされる品数です。

サラダの種類も豊富です

イタリアでサラダが食べられるところが少ないのですが、こちらではレパートリー豊富なサラダもセレクトできます。焼きたてのプレーンのティジェッレが３つ付いてくるので、自分で挟んで食べてもGood!!ハムばかりでなく、鶏肉やローストビーフもありますのでいろんな味を楽しむことができます。サラダはすでにオリーブオイルやバルサミコ酢、塩で味付けされていますが、さらに加えたい場合は店員さんに言って、オイルなどを持ってきてもらいましょう。

地元のワイン、ランブルスコは日本では飲めないものも

ワインのおすすめは、すっきりしたものがおすきな方はこの地域の特産の「ランブルスコ」（赤発砲ワイン）と「ピニョレット」（白発泡ワイン）があります。近年日本でもランブルスコが輸入されていますが、実はランブルスコにも数種類のぶどうの種類があるのです。

その中でもSORBARA（ソルバーラ）はロゼのような薄い赤色で、辛口。男性にもおすすめです。甘いランブルスコがよければ、GRASPAROSSA（グラスパロッサ）は真紅で女性におすすめです。グラス、ハーフボトル、フルボトルとあるので、人数に合わせて注文してみてはどうでしょうか。もちろんビールもありますよ。

朝６時からオープン！１１時まではカフェのみです

朝６時から１１時までは朝食などの軽食と飲み物、カフェの提供のみ。ブリオッシュ（甘い菓子パン）も、レストラン内で発酵し、焼き上げているので、とても美味しいです。カプッチーノと一緒に食べてみてください。

食事は１１時以降、夜22時まで可能です。夕方からはハッピーアワー、バールとしても利用できます。ぜひエミリアーノ（エミリアロマーニャ州のパルマ、レッジョエミリア、モデナ、ボローニャ地域を指すイタリア語）の雰囲気を楽しんでください！

メニュー（2021年）

ディスペンサ・エミリア（ボローニャ中央駅）の基本情報