- FICO EATALYの概要
- イタリア食材が勢揃い!
- ボローニャ中心街から郊外へ専用バスを利用して20分
- メインエントランスは西口。専用自転車で回ることもできます
- サラダの種類も豊富です
- 食材によってスペース分けがされています。まずはCarni精肉、Pesci魚、Uova卵スペース
- Lattiero Caserio乳製品スペース
- Ceriali穀物類のスペースはパスタやパンなど
- Ortofruttaフルーツ、conserve保存食品スペースは瓶詰めのパスタソースやジャム。夏から秋にかけてはトリュフも!
- Dolciデザートスペースにはジェラートやパネットーネなど甘い香りが充満しています
- Bevande飲料、Condimenti調味料スペースはワイン、ビールからオリーブオイル、バルサミコ酢などを展示
- Futuroフューチャースペースはアクティブスペース
- Le giostre multimedialiマルチメディア・メリーゴーラウンドは子供の勉強にぴったりの学習施設
- フィーコ・ワールド・イータリーの基本情報
FICO EATALYの概要
美食の街ボローニャにイタリア中の食材を紹介するイタリア最大の「食のテーマパーク」です。10ヘクタールの敷地にイタリア全土の会社が150社入り、北から南まで美味しい食材を楽しめます。ここにくればイタリア料理を作り上げてきた背景を知ることができます!イタリア中の食材、料理を食べ歩き、満喫したい方におすすめです。
イタリア食材が勢揃い!
FICO Eataly worldは2017年11月に「イタリアにおける農産物加工の生物多様性」を守る目的で作られました。世界でも有名なイタリアの食材について、文化、伝統、また職業を学べる唯一の施設として利用されています。美味しいイタリア料理が食べられるレストランだけでなく、実際に作っているところを見られるスペースのツアーや体験、また料理教室、動物や農作物を間近に見ることができたり、マルチメディアを使った学習施設なども併用しており、子供から大人まで楽しめる場所になっています。
ボローニャ中心街から郊外へ専用バスを利用して20分
場所はボローニャ大学農学部の裏にあり、CAAB(Centro Agro Alimentare di Bologna)=ボローニャ農作物加工センターの一部をFICOとして利用しました。行き方は、ボローニャ市内からFICO行きの直通バスが出ています。停留所が増え、平日はボローニャ中央駅付近だけでなく、マッジョーレ広場付近のRizzoli通り、Indipendenza通りからもバスに乗れるようになりました。30分ごとに1台走っていて、往復7€となっています。オンライン、また乗車後はクレジットカードでの購入が可能です。(https://www.tper.it/)。
中心地からタクシーに乗っても17€程度なので、3人以上だとタクシーを利用する方が便利かもしれません。
メインエントランスは西口。専用自転車で回ることもできます
まず施設の外からすぐに目に入るのは、緑のイタリアの自転車会社Bianchiビアンキ社の三輪自転車です。こちらは無料で貸し出ししています。建物に入ってすぐのインフォメーションにパスポートなどの身分証明書を預け、承諾書にサインをすると鍵を借りることができます。ただFICO内では自転車専用の道を通り、お店の外の駐輪所に駐車することが義務付けられています。二輪が前なので運転に慣れるまで少し時間がかかりますので、運転に自信のあるかたにおすすめです。歩いて回っても3時間程度あれば十分回れます。
サラダの種類も豊富です
イタリアでサラダが食べられるところが少ないのですが、こちらではレパートリー豊富なサラダもセレクトできます。焼きたてのプレーンのティジェッレが3つ付いてくるので、自分で挟んで食べてもGood!!ハムばかりでなく、鶏肉やローストビーフもありますのでいろんな味を楽しむことができます。サラダはすでにオリーブオイルやバルサミコ酢、塩で味付けされていますが、さらに加えたい場合は店員さんに言って、オイルなどを持ってきてもらいましょう。
食材によってスペース分けがされています。まずはCarni精肉、Pesci魚、Uova卵スペース
エミリアロマーニャ州の特にボローニャは内陸にあるため昔から豚、牛の飼育が盛んです。パルマの生ハムや、ボロネーゼハム(モルタデッラ)から、高級生ハム(クラッテッロ)を紹介するスペースが入ってすぐにあります。ボロネーゼハム(モルタデッラ)は水曜日から日曜日、11時と14時に実際に作るところを見学できます!
豚の膀胱に詰めた豚のお尻の肉を熟成させてできた高級生ハム=クラテッロ。パルマの北の7つの村でしか作られないためとても希少価値が高いのです。この地域ではランブルスコ(赤発泡ワイン)をお茶碗でいただくのが伝統。なみなみと注がれるので、飲み過ぎに注意してください。
Lattiero Caserio乳製品スペース
乳製品はイタリアの老舗乳製品メーカー“Granarolo(グラナローロ)”が牛乳やヨーグルトなどを販売しており、またイタリア中の様々なチーズも購入することができます。チーズは世界でも有名な「パルミジャーノ・レッジャーノ」。パルミジャーノ=パルマ地方の、レッジャーノ=レッジョ・エミリア地方の、という意味のイタリア語からもわかるように、この地域だけで作られたチーズの呼称です。同じ製法でも地域が違えば「GRANO PADANA(グラノ・パダーナ)」と呼ばれ、広範囲で作られるため値段も少し安くなっています。
またValsamoggiaというボローニャから20kmくらい離れた地域で作られたフレッシュチーズもおすすめです。近くでトリュフが取れるため、チーズに黒トリュフを練りこんだチーズはワインのお供にぴったりです。お土産に是非!(Caseificio Valsamoggia)
乳製品はイタリアの老舗乳製品メーカー“Granarolo(グラナローロ)”が牛乳やヨーグルトなどを販売しており、またイタリア中の様々なチーズも購入することができます。チーズは世界でも有名な「パルミジャーノ・レッジャーノ」。パルミジャーノ=パルマ地方の、レッジャーノ=レッジョ・エミリア地方の、という意味のイタリア語からもわかるように、この地域だけで作られたチーズの呼称です。同じ製法でも地域が違えば「GRANO PADANA(グラノ・パダーナ)」と呼ばれ、広範囲で作られるため値段も少し安くなっています。
またValsamoggiaというボローニャから20kmくらい離れた地域で作られたフレッシュチーズもおすすめです。近くでトリュフが取れるため、チーズに黒トリュフを練りこんだチーズはワインのお供にぴったりです。お土産に是非!(Caseificio Valsamoggia)
Ceriali穀物類のスペースはパスタやパンなど
この地域のパスタは水の代わりに卵を練り込み、手打ちした黄色いパスタが食べられます。Sfogliamo では平日10:30、15:30、土日は10:30、16:30から一人20€で手打ちパスタの体験ができます。(英語とイタリア語のみ)作ったものをその場で食べることもできますので、お時間のある人はぜひ唯一の体験をしてみてはどうでしょうか。もちろん食べるだけもOKです!
同じ卵パスタでも乾燥させているのがマルケ州のパスタ。La CampofiloneではMaccheroncini(マッケロンチーニ)と呼ばれる細い卵パスタにミートソースやクリームソースなどをかけて食べます。ここのレストランはハズレなし!なんでも美味しいのでぜひ試してみてください。こちらでも金土日に手打ちパスタ教室が開催されています。
Ortofruttaフルーツ、conserve保存食品スペースは瓶詰めのパスタソースやジャム。夏から秋にかけてはトリュフも!
ここではウンブリアの白トリュフ、黒トリュフの料理が楽しめます。トリュフは毎年値段が変わるのでたくさん取れた年はお買い得です!お土産にはお肉や魚料理の仕上げにかけるトリュフ塩やトリュフ入りオリーブオイルがおすすめです。
Dolciデザートスペースにはジェラートやパネットーネなど甘い香りが充満しています
シチリアのお菓子、リコッタチーズを使ったCannoli(カンノーリ)やクリスマスの時期に食べるパネットーネや復活祭のコロンバなどイタリアの伝統のお菓子が並びます。ボローニャ出身のジェラート会社「カルピジャーニ」では手作りジェラートを作る体験もできます。甘いものに目がないという人はぜひこちらのスペースで堪能してください!
Bevande飲料、Condimenti調味料スペースはワイン、ビールからオリーブオイル、バルサミコ酢などを展示
Terre Cevicoというラヴェンナのワイナリーをはじめ、100種類以上のワインの試飲ができます。ピエモンテ州のビール工房BIRRA BALADINでは、ラガーやエールだけでなくオリジナルのクラフトビールを飲むことができます。
オリーブオイルはイタリア全土で有名ですが、中でもリーグリア州で取れるTaggiasca(タッジャスカ)は実が小さく、味が凝縮されているためそれらで作られたオリーブオイルはとても濃厚な仕上がりになっています。FICO内に入っているOlio Roiでは、魚用、肉用、サラダ用に分けて3種類のオイルが売っています。瓶もおしゃれでお土産にぴったりです。
このスペースの最後はなんと言ってもエミリアロマーニャ州で欠かせないもの「バルサミコ酢」です。伝統バルサミコ酢協会が入っているため、協会に登録している10以上の工房のバルサミコ酢を試飲することができます。またモデナ伝統バルサミコ酢だけでなく、希少価値の高いレッジョ・エミリア地方で作られるバルサミコ酢も試飲、購入ができます。モデナとレッジョ・エミリアは35kmほどの距離ですが、地形や気候によって出来上がるバルサミコ酢の味が変わってきます。お好みのバルサミコ酢をお選びください!
Futuroフューチャースペースはアクティブスペース
Dolciデザートスペースの前のフューチャースペースは供がFICO専用自転車のBIANCHIのお店、またコスメのお店なども併設されています。キッズスペースだけでなく大人もフットサルやビーチバレー、またパターゴルフができるアクティビティスペースもありますので、お腹いっぱいになったら少し運動して回るのもいいかもしれませんね。
Le giostre multimedialiマルチメディア・メリーゴーラウンドは子供の勉強にぴったりの学習施設
施設内に6つのテーマに沿ったマルチメディアを使った学習コーナーが設けられており、火、畑、海、動物、未来、ボトルと人間がどう携わって今に至っているかをビデオやタッチパネル、模型を使って学ぶことができます。対応言語がイタリア語と英語しかありませんが「未来」をテーマにした場所は面白い仕掛けがしてありますので、行ってからのお楽しみです。1箇所2€で入ることができます。6つ全部を回る場合は10€です。インフォメーションでお問い合わせください。6歳までは無料、12歳までの子供は割引があります。
フィーコ・ワールド・イータリーの基本情報
店名 | FICO World Eataly(フィーコ・ワールド・イータリー) |
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おすすめ | |
住所 | Via Paolo Canali, 8, 40127 ボローニャ |
行き方 | ボローニャ中心地から専用バス(ficobus)で20分。往復7€、片道5€ https://www.fico.it/it/arrivare-a-fico |
電話番号 | +39 0510029001 |
定休日 | 基本は月、火、水曜日が休み ただ特別開館日もあるのでFICOのカレンダーページで確認しましょう。 |
営業時間 | 木、金、日 11:00-18:00 土曜日 11:00-23:00 |
その他 | 食事1人15€~30€(飲み物代含む) |
サイト | https://www.eatalyworld.it/ |
他にもイベントも盛りだくさんです
こちらで紹介できなかったお店もまだまだたくさんありますので、ぜひご自身の目で確かめに来場してみてください。公式サイトからオンラインで予約もできます。ボローニャ在住:吉森 恵子 スタッフ一覧