フラテルニタ・デイ・ライチ美術館

アレッツォのフラテルニタ・デイ・ライチ美術館
建物正面(グランデ広場側)入り口の上の半円の「哀れみのキリスト」(Cristo in Pietà)のオリジナルは国立中世&近代美術館に展示されています。上段の彫刻「慈悲のマリア (Madonna della Misericordia)はマントの中に人々を包み込み守っていますね。時計の文字盤もよく見ておきましょう

ライチ美術館の概要

フラテルニタ・デイ・ライチ美術館はサンタ・マリア・デッラ・ピエーヴェ教会(La Pieve)の隣ですが、入り口はグランデ広場(Piazza Grande)側で、時計塔の下の入り口を入ったところにチケット売り場があります。

フラテルニタ・デイ・ライチは信徒友愛会と訳せますが、1262年に創設されたキリスト教の互助会のような団体で、貧困家庭への援助から文化財の保 護まで様々な活動を行っていて、その本部は1375年から1600年代の中頃までかけて建設された歴史のある建物でそれ自体にも見る価値があります。

見所は4階の天文時計と展望テラスです

1階の半分はアレッツォの主要産業である金細工の様々な作品が展示されていて、奇抜なデザインのジュエリーを鑑賞したり、金属加工の過程が分かるビ デオを見たりできます。1階の残りの半分は2017年9月4日までは1541年にアレッツォで発掘され現在はフィレンツェの考古学博物館に保存されている ミネルヴァ像が特別貸し出し展示されています。

2階は絵画が中心でグランデ広場に面した部屋からは広場がよく見え、3階は歯車を使った1500年代の時計が数点展示されています。見所はずばり4 階の天文時計と展望テラスです。時間を表す1~12のローマ数字の文字盤の内側の 1~29の数字で月陰暦の日付を表示する上、太陽の位置や月の満ち欠けもわかるという多機能かつ精密な天文時計は、1552年に設置されて以来修復を重ね て現在も正常に機能して時を刻んでいます。ウソかホントかわかりませんが、時計を注文した貴族はその精密な技術がフィレンツェに漏れるのを恐れて時計完成 後に職人の目をつぶしたと言われているくらい当時としては最新の技術だったんですよ。

スタッフ

在住者からのアドバイス 

美術館の4階ではこのヨーロッパ中でも珍しくイタリアでは唯一の天文時計の心臓部であるたくさんの歯車を間近で見ることができます 。また、展望テラスからは大聖堂の鐘楼、ピエーヴェ教会の鐘楼などが見え、真下にはグランデ広場も一望でき絶好の写真スポットですよ。 

アレッツォ在住:松若 朋恵 スタッフ一覧

フラテルニタ・デイ・ライチ美術館の基本情報

名称Palazzo della Fraternita dei Laici(フラテルニタ・デイ・ライチ美術館)
おすすめ
住所Via Giorgio Vasari, 6, 52100 アレッツォ
行き方アレッツォ大聖堂から南に徒歩4分、グランデ広場内
電話番号+39 057524694
休館日無休
開館時間月曜日~日曜日:10:30-18:00
入館料無料
その他
サイトhttps://www.fraternitadeilaici.it/