アルベロベッロの隣、丘陵地帯にぽっかり浮かぶ円形の町
アルベロベッロの隣駅、丸い(rotondo)場所(loco)という意味のロコロトンドの町。歴史的市街区(Centro Storico)はマードレ教会(Chiesa Madre)を中心に白い石灰岩でできたできた建物が周りを取り囲んで円形を描いており、その様子は丘の上にたつ町の立地ともあいまって遠方から見るとまるで宇宙基地のよう。
標高410mで高台からの眺めが気持ちよいですが、その分、気温も少し低いことが多いので、訪れる際には念のために上着を1枚余分にお持ちになることをオススメします。
歴史的市街区の入口、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場(Piazza Vittorio Emanuele II)に観光案内所があります。(Googleマップ)
イタリア中からマンマの鑑が集まった町?
“イタリア中からマンマの鑑が集まっているのでは?”と思うほどロコロトンドの町はいつ行っても塵1つなく掃除され、手入れの行き届いた花や緑があふれています。これ、イタリアの町ではわりに珍しいことなんです(残念ながら公共物を大切に扱わない人、鉢植えや花を盗んだり壊したりする不届き物が少なくないので・・・)。観光地化されておらず、かつ町の規模が小さいことも関係しているのかもしれませんね。
住民の町を大切にする思いや生活を楽しむ思いが伝わってきて、のんびり長居したくなる町の1つです。
歴史的市街区の散策を楽しもう!
ロコロトンド町でのオススメは何といっても美しい歴史的市街区の散策!様々な様式の建物が混在する白い町並みはまるで迷路のよう。もし迷ってしまっても小さな町なのでご心配なく。上り坂を進めばすぐに頂にあるマードレ教会(Chiesa Madre)に着きます。
お天気の良い日は白い石に反射する光がまぶしいのでサングラスをお忘れなく!
観光案内所は歴史的市街区の入口に当たるヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場(Piazza Vittorio Emanuele II)にあります。
町の名を冠した白ワイン”ロコロトンド”を味わってみよう!
“その土地の料理にはその土地のワインを”というのは食事に合わせるワインを選ぶ際の鉄則。イトリア谷を巡る旅の食事のお供に、町の名を冠した辛口白ワイン”ロコロトンド(Locorotondo)”はいかが?豊かな海に囲まれた土地柄、新鮮な魚介類が豊富で、イタリアでは珍しく魚介類を生食する習慣のあるこの地域の料理にピッタリです!味のバランスも良く、クセが無いので、魚料理の時は食前酒からメインのお料理までこれ1本でもOK!ほんのり感じられるさわやかな柑橘系の香りもいかにも南イタリアらしいワインです。
アルベロベッロの隣駅 電車でわずか7分!
ロコロトンドはアルベロベッロの隣駅、SUD-EST線でわずか7分です。
駅から歴史的市街区までは徒歩約10分。改札を出たら線路と並行しているマルティーリ・デッラ・リベルタ通り(Via Martiri della Libertà)をマルティーナ・フランカ方面に進み、そのままマドンナ・デッラ・カテーナ通り(Via Madonna della Catena)を経て道なりに進むと、広い駐車場を前に役所や警察署が並ぶアルド・モーロ広場(Piazza Aldo Moro)に出ます。そこからはヴェンティ・セッテンブレ大通り(Corso XX Settembre)に出ればじき、歴史的市街区が見えてきます。
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ロコロトンドは普通の人の豊かな暮らしが息づいている町
白い美しい町並みに様々な様式の建物が次々と顔を出すロコロトンドはいつ行っても気持ちよい散策ができる町。アルベロベッロやマルティーナ・フランカと併せてぜひ立ち寄りたいところです! もちろん町は安全、人々もおっとりゆったりした雰囲気です。町の規模のわりにおいしいレストランが多いのも嬉しい点。カヴール通り(Via Cavour)にあるラルケット(L'Archetto)は私もよく食事に行くレストラン兼ピッツェリーアです。ただし、南イタリアの夕食開始時刻は21~22時頃なのでどの店も20時台になってようやく開店となります。日本のように18~19時台に出かけてもまず開いていませんのでご注意を。
イタリア在住:アーモスタッフ スタッフ一覧