旧市街 (quartiere vecchio)
オルヴィエートの町は、今日でも昔の姿を忠実に残しており、特に町の中心にあたるレプッブリカ広場(Piazza della Repubblica)の北西にあたる地区は、12~13世紀の建物が多く残っている。特徴的なのは、曲がりくねった細い道やアーチ、凝灰岩や玄武岩でできた低い不規則な形をした家並みで、とても興味深い光景をつくっている。
この地区にはオルヴィエートで最も古い教会『サン・ジョベナーレ教会』もあり、その教会前の広場から城壁外の小高い丘々を望む景色はオルヴィエート最高のビューポイントである。
この広場から断崖につくられた城壁に沿って反時計回りにぐるりと半周すると、ドォオーモ前のマイターニ通りに出てくる。オルヴィエートに訪れた際はぜひご自分の足で散策して、『緑のハート』と呼ばれるウンブリアの美しい田園風景と歴史・由緒ある街並を存分に堪能していただきたいと思います。
またこの地区には美しい『ペトランジェリ宮殿』があり、ルネッサンス初期の柱廊のある中庭はぜひ訪れていただきたいです。(マラブランカ通り22番地)
サン・ジョヴェナーレ教会 (Chiesa San Giovenale)
町の北西の端にあるサン・ジョヴェナーレ教会は、1004年に建設されたという、オルヴィエートで最も古い教会である。教会の正面はシンプルで円形アーチの扉があり、左側には力強い鐘楼がそびえていて、今なおオルヴィエートの人々に時を伝えている。右側には、石灰華でできた1497年の門がルネッタ(半月型部分)には、聖ジョヴェナーレ司教の胸像が残っている。
教会の内部には壁に沿って貴重なフレスコ画がかろうじて残っており、13世紀から16世紀にかけてのオルヴィエートの芸術家の作品といわれている。このフレスコ画を含め、オルヴィエートの教会には美術史的に重要で一見の価値がある作品が数多く残っているので、他の美しい教会も散策してみると面白いでしょう。
サン・ジョヴェナーレ教会の基本情報
名称 | Chiesa di San Giovenale(サン・ジョヴェナーレ教会) |
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住所 | Via Volsinia, 05018 オルビエート |
行き方 | オルビエート旧市街の北西の端、レプブリカ広場から西へ徒歩5分 |
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入館料 | 無料 |
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