今も続くオルヴィエートの手作り陶器「チェラミカ」
オルビエートの町を散策すると町の至る所に陶器が飾られているのに気づくでしょう。オルビエートは古くから陶器の産業が活発で、今もまだ家族経営の小さな工房が一つずつ丁寧に作っています。陶器はイタリア各地で作られていて、お土産に買うひとも多いですが、オルヴィエート特産の陶器は、図柄と色がとても特徴的で他の町では目にすることができない、独創的なものばかりです。
黒と緑が基調のシックなオルヴィエート陶器
オルヴィエートの陶器産業は1920年代に工芸品として復活したと言われています。オルヴィエートでは、中世時代(11世紀~14世紀)に作られた色鮮やかな陶器が、井戸や地下洞窟から発掘され、当時それを町の産業の一つとして再現したのが始まりです。そのためオルヴィエート陶器は、800年以上前に作られた色やデザインがベースとなっていて、主に「神話」の中の動物や自然がモチーフとした可愛い絵柄が多いです。
南イタリアの色鮮やかなマヨルカ焼きとは異なり、ここオルヴィエートの陶器は「黒と緑」がベースのとても落ち着いた「大人の雰囲気」を持っています。
僕のお勧め陶器店「L’ARPIA ラルピア」
僕が一番お勧めする陶器店は、メインのカブール通り沿いにある「ラルピア(L’ARPIA)」さん。ここはValterさんとStefaniaさんの愛想のいい若いご夫婦が営んでいる工房で、もちろん作品はすべて彼らの手作り。中世の陶器を現代風にアレンジしてとてもシックで落ち着いています。
日本でも普段使いが可能な「マグカップ」や「カプチーノカップ」、醤油差しにもなる「オリーブオイルボトル」、お土産に便利な「ワインの栓」や、「キャンドルスタンド」、「ソープディッシュ」など、色鮮やかで見ているだけで楽しくなります。
荷物になることを考えなければ、「陶器のランプシェード」、「水差し」、「大皿」などが魅力的ですが、ちょっと重すぎますね。マグカップは7ユーロから、家族や自分のお土産に手頃で、みんなに喜ばれること間違いなしです。
我が家の食器はすべてこのラルピアさんに作ってもらいました。ぬくもりのある大皿も、パスタを入れる中皿もとても気に入っています。色合いが独特で可愛らしいです。(アーモイタリア 堂)
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伝統陶器店ラルピアの基本情報
店名 | L'Arpia(伝統陶器店ラルピア) |
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おすすめ | |
住所 | Corso Cavour, 186, 05018 オルビエート |
行き方 | ケーブルカーを降りて、ドォーモへ行くメイン通り「Corso Cavour(カブール通り)」沿い左手。ケーブルカーからもドォーモからの徒歩5分くらい |
電話番号 | +39 0763 341243 |
定休日 | 水曜日午後、日曜日午後 |
営業時間 | 9:30~13:00 15:30~19:00 |
その他 | |
サイト |
我が家の食器はラルピアで揃えました
フィレンツェに引っ越した時に家の食器をすべてラルピアさんに作ってもらいました。手作りのぬくもりのある食器がとても気に入っていて、いまも現役です。そのあとはマグカップ、水差し、鍋敷きなど、徐々にアイテムも増やしていきました。淡い土の色とデザインがとてもかわいらしいです。オルヴィエート旅行のお土産にもお勧めです。イタリア在住:堂 剛 スタッフ一覧