トリノに滞在したら、ぜひバルドネッキアに行こう!
もしトリノに複数日滞在する機会があったら、強くお勧めしたいのが「バルドネッキア」です。イタリア共和国最西端の町のひとつで、フランスのサヴォワ地方へと続くフレジュス峠のふもとにある国境の町です。人口はわずか3000人と少ないですが、山の自然が美しく、リゾート地としてもとても人気です。料理も美味しいし、景色も美しいし、空気も綺麗、そして山の散策がとても楽しいですよ。
片道1時間30分、日帰りに最適です
バルドネッキアはトリノからの日帰りに最適です。Torino Porta Nuova駅から一本で片道1時間30分。電車は1時間に1本出ています。朝9時に出発して、バルドネッキアでランチと散策を満喫して、17時にはトリノに戻って来られます。イタリア国鉄で片道わずか7ユーロ程度です。トリノの町も魅力的ですが、せっかくなので国境の町を訪れることをお勧めします。気分もリフレッシュできますよ!
7月のバカンス前も避暑客で大人気!
人口3,000人の町と聞いていたのでもっと辺鄙なところかと思っていましたが、なかなかの立派な町です。そして避暑客が多いのにびっくりしました。ドイツ人やイタリア人が多いようで、若い子供連れから、年配の人までさまざまです。土地柄か時間の流れはとてもゆっくりで、治安面でも間違いなく安心です。高級別荘が多いようで、町並みはとても綺麗、道路もきっちり整備されているし、レストランやホテル(ペンション)も多いです。時間がある人はこのバルドネッキアに1泊~2泊するのも良いと思います。
綺麗な町並み、お土産屋さんも多いです
バルドネッキア駅から町までは徒歩2分くらい。散策コースを含めてすべて徒歩で見て回れます。きっとマウンテンバイクなどが借りられたらさらに楽しいのでしょうが、あいにくレンタル自転車は見つけることができませんでした。近郊から自転車を車に積んで来ている人もいるようでした。
町のメイン通りは「メダイル通り(Via Medail)」で、700メートル徒歩15分程度です。その両脇にはお土産屋さん、雑貨店、レストラン、スーパー、パン屋さんなどが並んでいて、旅行者も滞在者も楽しめるようになっています。
美しい山の散策が楽しい!
町の中心を走る「メダイル通り」を抜けると、軽く山道になります。そして美しい別荘地区が広がります。山は登山道がいくつかあって、簡単なスニーカーなどでも十分楽しめるようになっています。絶景を見ながら散歩できるので、お弁当を持ってきても楽しいかも知れませんね。ところどころに湧き水の噴水が用意されているのですが、この水が凍るほど冷たく、そしてとても美味しかったです。一度こんなところに泊まってみたいと思いました。
レストランも美味しいので、ぜひランチも食べましょう!
食事も美味しいと聞いていたので、ランチは地元で人気の一店『BARDOSTERIA』に行ってきました。日曜日は予約しないと座れないほどの人気店。やはり訪れるお客さんもイタリア人とドイツ人が多いようです。トリノ料理とはちがい、完全に山岳料理。鹿やイノシシ肉の煮込み料理などがならびます。特に絶品だったのが「Tagliolini al castelmagno」。地元の有名なカステルマーニョ・チーズの生パスタです。じゃがいもと肉のシチュー「Tegamino di Bardonecchia」もなかなかです。ワインを飲んで2人で50ユーロは高くないですよ。
トリノから日帰りにお勧めです!
何度も書きますが、もしトリノに複数日滞在するなら、日帰りで近郊の町に行くとよいでしょう。そのお勧めの1つがバルドネッキアです。トリノの「都市」とは大きく趣がことなり風情ある山岳の町です。歩きやすい靴で身軽に行くのが良いかもね。
バルドネッキアの基本情報
名称 | Bardonecchia(バルドネッキア) |
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おすすめ | |
住所 | Bardonecchia, 10052 バルドネッキア |
行き方 | Torino Porta Nuova駅から電車で1時間30分 |
その他 |
有名な避暑地です
トリノから日帰りできる町を探していましたが、バルドネッキアが一番印象的で楽しかったです。なにしろ開放感があって、空気が澄んでいて、心も体もリフレッシュできました。美味しいレストランも多いようです。とくに散策好きな人にはお勧めですよ。今回は気付かなかったのですが、ケーブルカーもあるようです。興味のある人は調べてみてみましょう。次回はバルドネッキアで一泊してみたいと思います。イタリア在住:堂 剛 スタッフ一覧