ベローナについて

ベローナ
美しいヴェローナの町並み。手前にははベローナで一番古いローマ時代からあるピエトラ橋が見えます

古都ベローナ

ベローナはベネト州ベローナ県の県庁所在地で、ミラノとベネチアの中間に位置し、イタリア最大湖ガルダ湖から20km東にあります。町はイタリアで2番目に長い川アディジェ川がSの形に流れプレアルプスの麓にある人口約27万人の中都市。
ドイツのミュンヘン、オーストリアのザルツブルク、日本の長浜市と姉妹都市を結んでいて、2000年の11月に世界文化遺産に町全体が登録されました。→イタリアの世界遺産一覧

産業では大理石(ピンクの石)、農業(米、穀物、フルーツ、オリーブ、葡萄など)、一部の機械関係が盛んです。ローマ時代からの歴史を持つベローナの町並みは、12世紀の大地震後の中世の面影が色濃く残り、徒歩で町を周れる丁度いい大きさで快適。イタリアで4番目に観光客の多い都市になっています。

ベローナの見どころ

このバルコニーでジュリエットがあの有名なセリフを呟きました

町の見どころは沢山ありますが、ローマ時代に造られた保存の面で世界一の円形闘技場アレーナ、北イタリアロマネスク建築を代表するサン・ゼーノ教会、「おおロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」ジュリエットがつぶやいたバルコニー、丘の上からの素晴らしいベローナの街並みなどでしょう。

ほかにも歴史の古いヴェローナの町は時代別、ジャンル別の美術、建築歴史を楽しむ徒歩観光コースがあります。ローマ時代コース、国際ゴシック様式を中心とした13-14世紀のスカラ家支配下時代コース、ルネサンス様式を中心としたヴェネチア共和国支配下時代コース、新古典主義派のハプスブルク王国支配下時代コース、シェークスピアコース、城壁要塞コースなどあります。

ベローナならではのスペクタクルな野外オペラ

ベローナの野外オペラは必見です。夏に訪れる方はぜひ予約して見てみましょう

ベローナの夏の野外オペラは世界的に有名です。1913年から始まった野外オペラは毎年6月末から8月末まで、5~6演目を順番にほぼ毎晩、日が沈んでから開演します。満席で約1万8千人の観客数があり、世界的に有名な指揮者や歌手が出演します。オペラに詳しくない方もヴェルディの「アイーダ」は是非一度観てみて下さい。舞台の壮大さ、演出、鑑賞する観客の漂う雰囲気、全てに迫力あります。この「アイーダ」の迫力はこのベローナのアレーナならではだと思います。

ベローナ名物料理

アマローネワインをたっぷり使ったリゾット・アッラ・アマローネ

お勧めのベローナ料理はリゾットでしょう。お勧めのリゾットはこの2種類。
伝統のリゾット・アッラ・タスタサルはベロネーゼの人気料理の一つで、豚肉の入ったリゾットです。最近人気があるリゾット・アッラ・アマローネは、ベローナのローカルワインの中でも一番高級のアマローネを使ったリゾットです。お酒の飲めない人が食べると少し酔ってしまうかも・・・。毎年9月にはSagra del Risoという「お米祭り」がベローナ郊外のイゾラ・デッラ・スカーラという町で開催されます。

リゾットのほかにも、ボッリートとペアラソース(茹でたいろんな肉に牛髄液と胡椒とパン粉でできたソースをかける料理)、バッカラ・ベロネーゼ(ミルクとバターで煮込んだ鱈)、ニョッキとパスティサーダ・デル・カバル(ニョッキと馬肉のソース)などが楽しめます。

スタッフ

ベローナ在住者からのアドバイス 

日本のガイドブックに1ページくらいしか載っていないベローナの街ですが、街じゅうに化石、遺跡、彫刻、フレスコ画、建築など果てしなくあります。どこを見ても絵になります。是非、一度訪れてみてください。 

ベローナ在住:黒崎 治子 スタッフ一覧

ベローナの町の地図

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