バーリの必見ポイントです
最も港町バーリらしい南国情緒が楽しめるのがここからの眺めです。賑やかなヴィットリオ・エマヌエーレ通りとカヴール通りの交差点から足を踏み入れると、ゆったりした時間が流れ心が和みます。
中世の町の中枢を見てみよう
メルカンティーレMercantileは商業を意味しますが、その名の通りこの広場は中世の時代14世紀ごろまでバーリにおける商取引の心臓部にあたる市場があった場所です。ここは3つの異なる空間からなります。1つは旧市街の入り口にあるフェッラレーゼ広場(Piazza del Ferrarese)と接する部分、2つ目は貴族による政治が行われたセディーレ(Palazzo del Sedile)と17世紀から残る水汲み場(Fontana)、最後に税関にあった裁判の円柱(Colonna della Giustizia)、これは税金が払えなかった人が縛りつけられたとか。
- 水汲み場(Fontana)は、今でも近隣のレストランやカフェの水汲み場として活躍しています。
- 裁判の円柱(Colonna della Giustizia):正義の象徴ライオンの表情には、重税で苦しんだ人々の愁いが感じられます。
- メルカンティーレ広場からさらに進むと洗濯物がはためく庶民の生活がかいま見られたり、通りの突き当たりに目を移すと、ここが城壁に囲まれたチェントロ・ストリコであることが分かります。
城壁で囲まれた旧市街で最も美しい広場
フェッラレーゼ広場は皇帝アウグスト・ルンゴマーレ通り沿い旧港を望むチェントロ・ストリコの南端に位置します。とりわけ、夕暮れ時の美しい海岸線を見たら立ち止まらずにはいられません。ここは人々の憩いの場所、バーリに滞在の際には必ず訪ねて頂きたいところです。
古代ローマ人の息吹が感じられる場所この広場を見渡せるピッツェリアのすぐ脇には、2世紀初頭にローマ人によって築かれたアッピア・トライアーナ(Appia Traiana)という石畳跡(Scavi Romani)が残り、夜は見事にライトアップされています。レストランやバール、オフィスなどが所狭しと並ぶ反対側には、かつて魚市場として栄えていた Mercato del Pesceが当時のまま佇んでいます。現在この建物内には八百屋が軒を連ねています。
- フェッラレーゼ広場は前方に伸びるCorso CavourとCorso Vittorio Emanueleが交差する旧市街の入り口にあります。
- 古代ローマ時代の石畳跡(Scavi Romani)を見ると、現在の石畳の地盤と比べるとかなり低かったことが分かります。
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メルカンティーレ広場の基本情報
名称 | Piazza Mercantile(メルカンティーレ広場) |
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おすすめ | |
住所 | Piazza Mercantile, 70122 バーリ |
行き方 | バーリの町の東側。大聖堂から東へ徒歩6分(450m)ほど。 |
その他 |
イタリア在住者からのアドバイス
バーリに滞在される方には、まず訪ねて頂きたいスポットです。駅前のアルド・モーロ広場からは徒歩15分ほどの距離です。Vittorio Emanuele通りを境に高層マンションが立ち並ぶ新市街と城壁に囲まれた旧市街のコントラストが楽しめます。細い路地を散策中は荷物をしっかり抱え、くれぐれも行き来する車やオートバイなどには気をつけてください。イタリア在住:スタッフ スタッフ一覧