ジェノバのグリマルディの塔と牢獄

ジェノバのグリマルディの塔

高いところが好きならお勧めです

ドゥカーレ宮には、「民衆の塔(La Torre del Popolo)」、または「グリマルディの塔(La Torre Grimaldina)」と呼ばれる塔があります。
その始まりは、ドゥカーレ宮の前進である13世紀のフィエスキ宮までさかのぼりますが、歴史家の中には、11世紀までさかのぼり、監視塔の役割を果たす石造建築であると唱える人もいます。

塔の最上階には鐘が設置されており、中世には、重要な祝祭や敵陣の包囲、また、特に死刑執行の際に民衆に知らせる目的として鳴らされていました。
13世紀後半からは、塔とそれに付随する部屋は極秘牢獄としての役割を果たし、政治犯や謀反者、無政府主義者たちが収容されてきました。屋根裏部屋の独房 の壁は希望や無実の訴え、詩、性的な表現などで埋め尽くされている一方、塔のより明るく広い部屋には、帆船や軍隊、貴婦人と騎士たち、森林や寓意を含む シーンが描かれた壁画が見られます。

この牢獄の”お客様”としての重要人物の中には、総督だったパオロ・ダ・ノーヴィ(Paolp da Novi)、1815年には作曲家でヴァイオリン奏者のニコロ・パガニーニ(Nicolo’ Paganini)が「未成年者の誘拐と誘惑」に対する告発により、また、1849年には、イタリア王国統一に貢献したジュゼッペ・ガリバルディまでも が、ローマ共和国がフランス軍の包囲に破れ陥落した際、北へ逃亡している間に捕まり、この牢獄に一時幽閉されました。
白地に赤い十字の聖ジョルジョの旗がひるがえるテラスや塔の最上階からは、現在、ジェノヴァのパノラマを360度、港から旧市街、新市街から山の上の要塞まで眺めることができます。

通常、この塔と牢獄については、団体の方は予約の上、見学することが可能ですが、個人のお客様についてはご相談が必要とのことです。

スタッフ

塔への登り方 
塔を登るには、まず入り口階からエレベーターで4階まで上がり、さらにほぼ当時のままの石造りの細い階段を昇ります。全体の高さのわりには眺めがよいです。また一部、牢屋の中に映像で当時の囚人の様子が映し出されているのを、格子の外から見ることができるところがあります。まるで幽霊を眺めているようでした。機会があったら訪れてみてください。 

 イタリア在住 堂 剛 スタッフ一覧

ドゥカーレ宮の基本情報

名称Palazzo Ducale(ドゥカーレ宮)
おすすめ
住所Piazza Giacomo Matteotti, 9, 16123 ジェノバ
行き方ジェノヴァ・ブリーニョレ駅より
徒歩:約10分。駅を出て右手のメインストリート9月20日通り(Via XX Settembre)を真っ直ぐ、デ・フェラーリ広場(Piazza De Ferrari)まで歩き、広場のつきあたり。 バス:デ・フェラーリ広場(Piazza De Ferrari)方面行き、17・18・18/・19・33・37・37/・39・40・46・47番に乗り、デ・フェラーリ広場/地下鉄デ・フェラーリ駅前で下車

ジェノヴァ・プリンチペ駅より
徒歩:約15分。駅を出て、真っ直ぐ伸びるバルビ通り(Via Balbi)を直進し、ゼッカ広場(Largo della Zecca)で右折。カイローリ通り(Via Cairoli)・ガリバリルディ通り(Via Garibaldi)を直進し、フォンターネ・マローゼ広場(Piazza delle Fontane Marose)につきあたったら右折し、4月25日通り(Via XXV Aprile)を直進するとデ・フェラーリ広場(Piazza De Ferrari)が見え、広場の右手の建物
地下鉄:約10分。駅を出て、右へ行くドーリア通り(Via Doria)を直進すると、左眼下にメトロを表す「M」という標識があるところが地下鉄のプリンチペ駅で、デ・フェラーリ(De Ferrari)方面行きに乗り、デ・フェラーリ駅で下車
バス:デ・フェラーリ広場(Piazza De Ferrari)方面行き、30・35番に乗りデ・フェラーリ広場で下車
電話番号+39 0108171600
休館日なし(有料展示は月曜休館)
開館時間9:00-18:00
月曜日のみ 14:00-18:00
入館料
その他「塔と牢獄」の見学所要時間:約30分~1時間
イタリア共和国の歴史についての映像(イタリア語):15分
説明書き:イタリア語/英語
ヘルメット貸与:それぞれの独房への入り口の高さは、成人の身長に対しては低いため、頭を保護するためのものです。
サイトhttps://palazzoducale.genova.it/