空港からのアクセス
日本からパレルモに来る場合、アリタリア航空であれば必ずローマかミラノでの乗り換えになります。プンタ・ライジ空港から市内までは約30km、Prestia e Comande(プレスティア・エ・コマンデ社:参考サイト)のバスとFS鉄道が走っています。
バスは街の中心を通り終点はパレルモ中央駅で、朝6時30分から24時頃まで30分毎に運行。 空港からポリテアマ広場までの所要時間は約35分、中央駅までは約50分。 チケットは片道5.80ユーロ、車内で購入。 空港のバス乗り場は、到着ロビーを出て、建物に沿って右手に進んだ先です。
鉄道
既にイタリアにいる場合は、鉄道、バス、フェリーと3種類の方法が考えられます。
シチリアとイタリア本土を分かつメッシーナ海峡には橋もトンネルもありませんが、ローマやナポリなどからの遠距離列車を利用する場合、2、3両ずつ切り離 して車両毎フェリーに乗り込ませますので、乗り換える必要はありません。但し作業に時間がかかる上、シチリア内が単線の部分が多いので、所要時間はナポリ からだと10時間程度、ローマからで12時間程度です。
フェリー
フェリーはナポリ、ローマ近郊のチヴィタヴェッキア、ジェノヴァ、リヴォルノ、サルディーニャ島のカリアリとパレルモを結ぶラインが就航しています。
特にナポリまではTirrenia社とSNAV社の2社が毎日運行していて、夜20時前後に出港し、翌朝7時前後に到着する上、ナポリもパレルモも港は街中にあるのでとても便利です!
長距離バス
シチリア内の移動は、鉄道網が余り発達していないため、長距離バスが便利です。
シチリア第2の都市カターニャまではSAIS社のバスが運行しており、所要時間約2時間半。
アグリジェントまではCuffaro社のバスで約2時間半、トラーパニまではSegesta社のバスで2時間弱です。
時間と体力を要しますから利用する方は多くないと思いますが、ミラノやローマ行きだけでなく、ドイツやポーランドといった外国まで行く長距離バスもあります。
バスターミナルは中央駅すぐ近く、Via P. Barsamoにあります。
市内交通
パレルモの見所は殆どが旧市街に集中していますが、徒歩だけではちょっと、という人にはAMATのバスが便利です。
中央駅からローマ通り(復路マクエダ通り)、ポリテアマ広場、リベルタ通りを通る101番と102番、インディペンデンツァ広場とポリテアマ広場を結ぶ104番などがあります。
チケットは90分有効で1.30ユーロ。市内のTabacchi(タバッキ)や新聞スタンド、AMATの売店などで事前購入が必要です。長期滞在の方には20枚つづりのチケットがお得、20枚で19ユーロです。但しタバッキや新聞スタンドに在庫があることは稀です。
地下鉄もないわけではありませんが、市内を走っているわけではないので、利用することはあまりないかと思います。
どの都市でも同じですが、バスに乗車したら、バスチケットは刻印機で時間を刻印しましょう。検札員に見つかると高額な罰金が科せられます。
観光バス、タクシー、馬車など
観光地ですので市内観光専用のバスや馬車もあります。City Sightseeing社の市内観光バスは20ユーロで24時間有効、乗り降り自由。市内の観光ポイントを周回しています。
市内観光バス(パレルモ)サイト: https://www.city-sightseeing.it/palermo/
観光用の馬車の料金は交渉次第。タクシーはメーター制です。但し、トラブルが全くないとは言えませんので、きちんと交渉し、メーターを確認して乗ることをお勧めします。
シチリア島の専用車が手配できます
日本から運転手付き専用車・貸し切りタクシーを手配しておけば、安心で安全な旅行になるでしょう。治安に不安があるシチリアを快適にサポートします。日本語メールでお問い合わせ・ご予約いただけます。詳しくは「シチリアのタクシー&ハイヤー予約」をご覧ください。
イタリア在住者からのアドバイス
観光ポイントはほぼ旧市街に集中しているので、徒歩でも十分まわれます。第2次世界大戦の爆撃の跡が未だに残っていたり、ゴミが道に散らかっていたりとか、日本の感覚とはちょっとずれてて驚くことも多いかも知れませんが、何でも楽しんでしまいましょう!海水浴場のモンデッロもすぐ近く、夏場だったら水着を忘れずに!シチリア州内各地との長距離バスも多いので、シチリア旅行の拠点としての価値も大きいです。イタリア在住:アーモスタッフ スタッフ一覧