チンクエテッレの最東端にあります
イタリアのリヴィエラと呼ばれるチンクエテッレは世界遺産にも登録されている美しい海岸地域です。このチンクエテッレに来たら誰もが訪れる「超人気観光スポット」がこの「愛の小道(Via dell’Amore)」です。
チンクエテッレの一番東側にあるリオマッジョーレ(Riomaggiore)とマナローラ(Manarola)の間をつなぐ約1キロ強の遊歩道です。リオマッジョーレ側からでもマナローラ側からでも歩くことができます。
閉鎖に注意!
2012年9月に発生したがけ崩れにより、「愛の小道」は現在通行止めとなっています。再開の目処はたっておりません。良く調べてから行かれることをお勧めします。
チンクエテッレ・カードがあれば入場無料です
通常は入場料3ユーロですが、電車もバスも乗り放題の「チンクエテッレ・カード」があれば無料です。チンクエテッレに行ったら5つの村を全て見た方が楽しいので、ぜひこのカードは購入しましょう。駅や旅行インフォメーションで売っています。
※チンクエテッレ・カードの料金・使い方についてはこちら
見事な景観、爽やかな海風
今回はマナローラ(Manarola)から入ってみました。どちらの町も入り口は駅のすぐ近くで、標識もたくさんあるからすぐに見つけられます。入り口には係員がいるので無料になる「チンクエテッレ・カード」を見せれば、さあスタートです。
歩くとすぐに断崖絶壁の道に出ます。足下にはコバルトブルーの美しい海が広がり、反対は切り立った崖山となっています。天気の良い日は本当にたのしい。みんなカメラ片手ににこやかです。
所要時間は約30分。道はとても歩きやすいです。
チンクエテッレには岩の間を歩いて町を移動する楽しいハイキングコースもあるのですが、この「愛の小道」は道が舗装されていてとても歩きやすいです。ハイヒールでなければパンプスでも大丈夫。海側には落下防止用の柵もあって子供連れでも安心です。実際子連れの人が楽しそうに歩いています。
所要時間は約30分、でも写真などを撮りながら歩くとあっという間に時間が過ぎていきます。あ、犬を連れている人も良く見かけます。
愛の小道は地元の人たちのデートスポットだった
「愛の小道」は1920年代から30年代にかけて造らましたが、90年代には危険が多いため一時閉鎖となっています。「愛の小道」という名は、地元の恋人たちがこの美しい景観を眺めながらデートするのに使われたから付けられたと言われています。真偽のほどはたしかではないですが、それでも息をのむ美しさは本物です。
途中はベンチやカフェもあって休憩も可能です。
平坦の道なので疲れることはほとんどないですが、せっかくの「愛の小道」なのだから、愛する人とのんびり過ごすのが良いでしょう。急いで歩いてはもったいない!
遊歩道の途中には「恋人と語らうベンチ」があったり、カフェもあるので、火照った体をクールダウンすることもできます。暑い日はイタリアかき氷の「グラニータ」なんて飲むのも良いですね。パニーノを持ち込んでピクニック気分も楽しめます。
チンクエテッレに行ったらとにかく「愛の小道」は歩きましょう。カメラ片手に楽しいです。ぜひ天気の良い日を狙ってくださいね。途中、地中海独特の植物も見つけることができます。
歩きやすく、小さな子も大丈夫です
イタリアン・リヴィエラと呼ばれる風光明媚なチンクエテッレ。そのチンクエテッレで美しい景観が手軽に楽しめ、世界的に有名なスポットがこの「愛の小道」。平坦な道は歩きやすく、途中カフェなどもあるのでゆったりと楽しみながら散策できます。所要時間は約30分。イタリア在住:堂 剛 スタッフ一覧