ティレニア海に浮かぶ美しい半島ミラッツォ
ミラッツォは、メッシーナ県に位置する港町です。エオリエ諸島へ向かう船が出ていることでも有名です。ネブローディ自然国立公園、ティンダリなどへのアクセスも便利。とあるアラビアの地理学者によって“海沿いの岬に身を寄せたとても美しいラインによって形成された町”と定義されました。ティロニア海に浮かぶこの半島は、壮大な城に見下ろされながら、その美しさを保ち続けています。街全体は実は、4つに大きく分けられています。「下町(Citta bassa)」「郊外地区(Milazzo borgo)」「城壁地帯(Castello di Milazzo)」「ミラッツォ岬(Capo Milazzo)」。街中には、多くの建物・教会がバロック様式の美しさを今もなお保ち続けています。
歴史深い街
この街の起源は、紀元前4000年頃に遡ると言われています。その当時の遺跡の上に、ギリシャ人がMylaiという街を作ったのがきっかけであると言われています。それは、紀元前8世紀頃のことでした。紀元前3世紀頃には当時この土地を支配していたカルタゴ族が古代ローマ人と戦争の末、破れました。ローマの支配下に置かれたこの街は。Milaeと呼ばれる様になります。その後、アラブ、ノルマン、スペインなど他民族による占領を経て来ました。様々な民族の影響を受けたこの街には、端々にその足跡が残されています。
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可愛らしい観光地
日本ではまだあまり馴染みはないかもしれませんが、ミラッツォはヨーロッパ内では結構有名な観光地です。港からは、エオリエ諸島行きの船以外にもナポリもしくはメッシーナ行きの船も出ています。街全体には、数多くの重要建築物、遺跡が残されています。治安がとても良いので、女の子同士での旅行でも安心です。夏は、特に観光客で溢れるだけでなく海に出かける地元民も一杯です。ミラッツォには、郊外地区にたくさんのバーや、パブ、クラブがあり夏は、毎晩若者たちで溢れかえります。
たくさんのナイトスポットを訪れてみよう!
ミラッツォは、夏はとにかく人で溢れます。昼は皆、海へ出かけて夜は遅くまで外を出歩きます。お洒落なお店が多いこの街ですが、夏は更に賑わいを見せます。(夏しか開いていないバーなどもある)常に明るく晴れ晴れとしたこの街は、昼も夜も常に人々を魅了します。海岸沿いにも、おいしいレストランや素敵なお店がずらりと並び、夏はテラス席にて優雅に海を眺めながら一味違った夜を過ごしてみるのもアリです。
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イタリア在住者からのアドバイス
たくさんの人が、エオリエ諸島に行くための通り道として通り過ぎてしまうのが残念ですが、ミラッツォは本当に訪れる価値アリの町です。ショッピングをするにも、夜友達と出かけるにも近郊地からもたくさんの人たちが訪れる程愛されている、可愛い町です。シチリア・メッシーナ在住:小湊 照子 スタッフ一覧