バローロとバルバレスコ

バローロ村 アルバ
ぶどう畑に囲まれているバローロ村とバローロワイン

ワインの王様「バローロ」

フランスにおいてブルゴーニュが「ワインの王」と同じく、イタリアのワインの王様はこのピエモンテ州のバローロです。

バローロ村を中心に醸造されるバローロはピエモンテの代表的なブドウ品種、ネッビオーロ100%で造られます。ブルゴーニュで栽培されるピノ・ノワールはエレガントな味わいですが、このネッビオーロも力強さ気品を兼ね備えたイタリアを代表するブドウ品種で、バローロはその重厚な味わいから「王のワインであり、ワインの王である」とされてきました。

バローロは通常3年、バローロリゼルヴァで約5年の熟成期間を経た長熟ワインです。 十分に熟成を経たワインは、買ってすぐに芳醇な香りを楽しめます。 近年は栽培や醸造の技術が向上し、ネッビオーロ特有のタンニンがうまくコントロールされていて、攻撃するような厳しい味わいはなくなっています。

金額は一本40ユーロ〜300ユーロくらい。十分に手が届く範囲です。

ワインの女王「バルバレスコ」

バルバレスコはバローロよりも1年短い期間で熟成されて出荷されます。 そのためバルバレスコはバローロよりさらにアロマ感、フルーティーな香り、軽やかさを感じられます。その優美で繊細な味わいから「ワインの女王」と言われています。

ピエモンテ州のバルバレスコ村周辺の地域で造られる高級赤ワインで、以前はバローロの弟分として格下に見られてきましたが、アンジェロ・ガヤなどの生産者の努力によってワインの品質が向上し、現在ではバローロと同格、好みで好き嫌いを語られるようになりました。品質の評価も高く、バローロ同様に最高位のD.O.C.G.に認定されている銘柄となります。

旦那さんはバローロ、繊細でエレガントな味わいを好む奥様がバルバレスコ、といったように、飲み比べをされる方も多いです。

バローロとバルバレスコは25Km離れており、車でおよそ30分の距離です。

ランゲ地方のワインの魅力

ランゲ地方では高級ワインだけでなく、コストパフォーマンスの高いワインも豊富に揃います。家族経営の小さなワイナリーがたくさんあり、試飲(有料)もお楽しみいただけますから、きっとあなたのお好きなワインが見つかるでしょう。

地元なら、日本よりはずっと安く手に入ります。しかし、ワインは高いから美味しいというものではありません。人それぞれ嗜好があります。ご自身が美味しいと思うものを飲むのが一番。お気に入りのワインをじっくり探すのもきっと楽しいひとときでしょう。

バローロ村、バルバレスコ村の見どころ

バローロ城のワイン博物館

毎日開館 10:30~19:00
入場料 9ユーロ(65歳以上は7ユーロ、6~14歳は1ユーロ)
ワイン好きでなくとも、またお子様にも楽しんでいただける博物館です

ブルナーテの礼拝堂

バローロの近く、ラモッラという街のはずれにポツンと立つ礼拝堂。周りはブドウ畑のアース色の中に、原色の建物は小さくとも目立ちます。時間があれば立ち寄って写真を撮りましょう。

ビッグベンチ

ランゲのあちこち、見晴らしの良いところに大きなベンチが置かれています。ラ・モッラの街へと続く登り坂の途中にも赤いビッグベンチがひとつ。たいてい誰かが記念撮影しています。私たちもここからブドウ畑を見渡してみませんか。

バルバレスコの塔

毎日開館 9:00~19:00
入場料 6ユーロ(階段かエレベーターで登ります)
塔から眺める景色は、バルバレスコの村とブドウ畑です。晴れていれば遠くに、モン・ヴィーゾ(ヴィゾ山:3820m)が見えることも。モン・ヴィーゾの向こうはフランスです。

アルバからランゲ地方のツアー

アルバで待ち合わせして、ランゲ地方の小さな村々、お城、ワイナリーを訪ねます。アルバ在住の日本人スタッフと専用車で美しい景色と地元の美味しい料理もご堪能いただけます。

現地ツアー:日本人ガイドがご案内
現地の日本人ガイドが直接提供するプライベートツアー、出発前から直接メールでやり取りできます。世界遺産巡り、ワイナリー見学、ピサの斜塔、青の洞窟などイタリア全土を網羅します。海外旅行が初めての方も安心して参加できるオプショナルツアーです。
スタッフ

私アルバのガイドが専用車を利用してご案内いたします。 

リピ-タ-が多いのはやはり、胃袋がここの料理とワインを求めてしまうからでしょうか。さあ、皆さまもどうぞアルバに、ランゲにいらっしゃいませんか? ご興味のあること、見たいもの、行きたいところ、食べてみたいもの、お時間、ご予算……などなど、どうぞお気軽にご相談下さいませ! 

アルバ在住:前田 弥生 スタッフ一覧

バローロの町の地図

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