チョコレートの町・アルバ
ランゲ地方を訪ねるのに、拠点とするのがアルバ市です。ピエモンテの州都トリノから南東に60km、人口3万2000人。ワインと白トリュフで有名な街です。
また、NUTELLA(ヌテッラ。ヘーゼルナッツの濃厚クリーム)やチョコレート菓子などを手がけるイタリア屈指の大会社、フェッレーロ社はここ、アルバで創業しました。街の郊外には大きな工場があり、時間帯によって、風向きによってはノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)をローストする甘くて香ばしい香りが街中に漂います。
フェッレーロ社とワイン、白トリュフなどのおかげでアルバは、ピエモンテ州内でも比較的豊かな街だと言われます。
アルバまで来る方法、アクセス
- トリノのポルタスーサ駅(Stazione di Torino Porta Susa)から1時間に1本、直通列車が出ており、終点のアルバまで1時間15分です。料金は片道6.70ユ-ロ。
- 日曜祝日は往復ともに、2時間に1本となります。
- また、直通バスも出ており、所要時間は1時間10分、料金は片道5ユ-ロですが、バスターミナルがトリノの中心からやや遠く、本数も一日に数本です。
旧市街をぶらぶら散歩、時々バール・・・
アルバの旧市街には古い塔や教会などがありますが、こじんまりとしているので、2時間もあれば見て回れます。治安は良好!時々バールに入って、ひと休みしながら散策するのが楽しいでしょう。
ブリオッシュ(朝食用の少し甘いクロワッサン)のおいしいバール、居心地のいいバール、地元のおじさんたち御用達のバール、一人でも入りやすいバール、カメリエーレ(店員さん)の愛想が悪いけどコーヒーはおいしいバール…などなど、よりどりみどりです。
地元の人たちが憩うバールで、ご一緒にお茶しませんか?
ピエモンテのコーヒーといえば、LAVAZZA(ラヴァッツァ。本社はトリノ)ですね。しかし同じくピエモンテのコーヒーメーカーにVergnano(ヴェルニャーノ社)があります。
コーヒー好きの方には、バールを2、3軒はしごして、飲み比べも楽しいかもしれません。
アルバは10月〜12月が賑わいます。
アルバが最も活気に溢れるのは、10月初旬から12月初旬までの2か月です。
なんてったって、アルバ市民の誇る白トリュフフェアが開催中ですものね。海外からもたくさんの観光客やトリュフ関係者が訪れ、街中がいきいきと賑わいます。
一方、トリュフフェアではない季節にやってくる観光客のお目当てはアルバよりむしろ、市の南に広がるランゲ地方です。ランゲの丘陵地帯をドライブしながら、中世の面影残る村々を訪ね、ワイナリ-に立ち寄り、アグリツ-リズムやトラットリアでピエモンテ料理を食す…。すっかり満喫して帰ったら、また翌年やってくる…。
ドイツやスイス、フランス、オランダ。遠くはノルウェ-やスウェ-デン、デンマ-クからもはるばる車で訪れます。ブドウ畑を眺めながらのドライブそのものが楽しいからでしょう。
アルバからランゲ地方のツアー
アルバで待ち合わせして、ランゲ地方の小さな村々、お城、ワイナリーを訪ねます。アルバ在住の日本人スタッフと専用車で美しい景色と地元の美味しい料理もご堪能いただけます。
私アルバのガイドが専用車を利用してご案内いたします。
リピ-タ-が多いのはやはり、胃袋がここの料理とワインを求めてしまうからでしょうか。さあ、皆さまもどうぞアルバに、ランゲにいらっしゃいませんか? ご興味のあること、見たいもの、行きたいところ、食べてみたいもの、お時間、ご予算……などなど、どうぞお気軽にご相談下さいませ!アルバ在住:前田 弥生 スタッフ一覧