お店があるパッセラ広場周辺は昔のフィレンツェらしさを残す美しい地区で、店の入り口のたたずまいも出しゃばりすぎずいいですね
店の中はきれいで暖かみがある木がベース。伝統モダンの落ち着きのある雰囲気で、くつろいで食事ができます
料理は前菜やパスタの他、手頃な一皿料理もあります。写真はフィレンツェ名物のコッコリと生ハム。コッコリは一口大の揚げパンです。熱々は最高に旨い!
トリッパをパスタのソースにした一皿、Chitarra del Trippaio。内蔵でも上手く調理するとここまで臭みがなくなるのかと感心
洋梨と羊のチーズのリゾット。肉料理以外もあるので内蔵系が苦手なひとでも大丈夫
店の名物料理の一つであるランプレドット。唐辛子オイルと香草でお好みの味にアレンジできます。肉は口の中でとろけるほど柔らかく煮込んであります
ウサギ肉の猟師風煮込み。この店のハウスワインの赤はどっしりしているので肉料理に良く合います。値段も10ユーロ程度で手頃です
チョコレートケーキ。料理の美味しいレストランはドルチェも美味しい!チョコレートタルトは湯気が出るほど熱々で、切り口からトロリとチョコがでてきます
味 | ![]() |
フィレンツェ名物である最高のトリッパやランプレドットを看板料理としているトラットリアで、2004年開店にもかかわらず地元の人の人気を集めています。値段は手頃で良心的、トリッパの味はフィレンツェでもトップクラスでしょう。店内は綺麗で清潔。席間も狭くないのでゆったりと寛げます。
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雰囲気 | ![]() |
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値段 | ![]() |
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総合 | ![]() |
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フィレンツェの有名な伝統料理に、トリッパとランプレドットがあります。前者は牛の第二胃袋(ハチノス)のトマト煮込みで、後者は牛の第四胃袋を野菜と一緒に柔らかく似たもの。
これらのフィレンツェ伝統料理は、車の荷台をお店に改造した屋台料理として市内でよく見かけます。僕もフィレンツェに行けば必ずおやつに買い、その口の中でとろけるような肉に舌鼓をするのですが、今回、フィレンツェの友達が専門レストランに連れて行ってくれました。そこは地元の人に人気の有名店で、モツの味はフィレンツェでもトップクラス、値段も手頃で、食いしん坊の僕はメニューを見た瞬間に恋に落ちたほどです。
「イル・マガッツィーノ」はイタリア語で「倉庫」という意味。実はこのお店がある場所はその昔、肉の倉庫でした。シェフはフィレンツェの有名トリッパ屋台である「イル・ポルチェッリーノ」(いのしし像があるロッジ近くの屋台)の出身で、当時彼はこの倉庫の肉を調理していたというのです。その後独立時に倉庫の場所を買い取り、レストランにしたというから面白いですね。 シェフのルーカ・カイ氏は東京でも「フィレンツェ風モツ煮料理」を紹介した経験があり、味も腕も確かで、お店の中も洗練されています。
メニューのほとんどがフィレンツェ伝統料理で構成され、中でも肉料理、内蔵料理が多く、このお店のスペチャリタ(名物料理)であることが伺えます。
今回僕たちは4人で、サラミの盛り合わせ、生ハムとフィレンツェ風揚げパン、トリッパのキタッラ(太麺パスタ)、洋梨と羊のチーズのリゾット、ランプレドット、ウサギ肉の煮込み、野菜のフリッタを注文。ハウスワインも肉に良く合う重めの赤で、食後のケーキに注文した、チョコレートケーキやクレーム・ブリュレも熱々でとろける美味しさ。水やテーブルチャージを含めて4人で90ユーロ、フィレンツェにしてはかなりリーズナブルな価格です。
中心街でフィレンツェ伝統料理、最高のモツ煮込み料理を手頃な値段で味わえる貴重なレストランです。
今回は夕食を予約して行きました。8時半の入店時には1組だけだった店内も、9時半を回る頃にはほぼ満員。平日でこれだから週末は予約必須のお店と言えます。
さらに聞いた話では、昼はメニュー・フィッソ(セットメニュー)があって夜の半額以下で食べられるとのこと。プリモ(パスタ料理)、セコンド(肉料理)をそれぞれ6種類くらいから選ぶことができ、ワインと水もついて10ユーロというから驚きです。観光で行く場合は昼に行って味見をし、気に入ったら夜を予約するというのもいいですね。
(※)2014年現在はセットメニューないかも知れません。ご注意を。
【イタリア在住:堂 剛】
フィレンツェ名物のランプレドットを食べるならこの店で決まりです。臭みもなく誰もが満足できるでしょう。
さらにこの店の良いところは、看板料理である内蔵料理以外もとても美味しいのです。野菜だけの料理も数多くあって、パスタの味も極上です。のんびりと赤ワインを傾けながら、楽しく美味しく食事ができる貴重なレストランです。
パンと席チャージ料:2ユーロ | |
Antipasto 前菜 |
Polpettine di Lampredotto(ランプレドットの肉団子)5ユーロ、Totani di Bosco con Pomodoro Fresco(トリッパのフライ、フレッシュトマトソース)6ユーロ、Antipasto del Trippaio(トリッパを使った前菜)9ユーロ、Carpaccio di Manzo Salato(塩の牛肉のカルパッチョ)8ユーロ、Brie Fritto ai Semi di Sesamo(ブリーチーズのフライ、ゴマ風味)8ユーロ、Sformatino di Porri e Pecorino(ポロ葱とペコリーノのスフォルマート)9ユーロ、Coccoli e Salumi Selezionati e Stracciatella(一口あげパンとサラミとトロけるチーズ)10ユーロ |
Primo Piatto プリモ |
Linguine al Pesto di Pistacchio(ピスタチオソースのリングイーネ)13ユーロ、Chitarra del Trippaio(トリッパのキタッラ) 9ユーロ、Chiocciole al Fegatino Toscano(レバーソースのショートパスタ)10ユーロ、Ravioli di Lampredotto con Cipolla di Tropea(ランプレドットのラビオリ)12ユーロ、Tagliatella al ragu' Bianco(トマトに入らないラグーソースのタリアータ)12ユーロ、Maccheroncelli al ragu' di Caccia(マカロニ、ジビエ肉のラグーソース)13ユーロ、Maltagliati in carbonara di Mare(マルタリアーティの魚介のカルボナーラ)13ユーロ |
Piatto Unico 一皿料理 |
Trippa alla fiorentina(フィレンツェ風トリッパ)9ユーロ、Lampredotto bollito(ランプレドットの煮込み)9ユーロ、Cartoccio del Trippaio(トリッパ紙包み焼き)12ユーロ、Coniglio alla cacciatore(ウサギ肉の猟師風煮込み)12ユーロ、Tagliata di pollo(薄切り鶏肉)10ユーロ、Ossobuco e Fagioli Toscanelli(オッソブーコと白いんげん豆)14ユーロ、Guancia di vitello con cipolline in Agrodolce(牛ほほ肉の甘辛煮)13ユーロ、Tagliata di Manzo(牛ステーキ薄切り)16ユーロ |
Né carne Né Pesce 野菜料理 |
Insalata su cialda di Parmigiano(パルメザンチーズの皿に盛ったサラダ)8ユーロ、Tomino alla griglia e verdure griglia(ヤギのチーズと野菜のグリル焼き)9ユーロ、Zucca Gialla alla Parmigiana(かぼちゃのパルミザンチーズ風味)10ユーロ、Assaggi di formaggio con confettura(数種のチーズ、ジャムを添えて)10ユーロ、Verdure fritte(野菜のフリット)6ユーロ |
Dessert デザート |
Torta al cioccolato(チョコレートケーキ)5ユーロ、Budino di castagne(栗の焼きプリン)、Sfogliatina di mela(リンゴのトルタ)5ユーロ、Crema catalana(クレーム・ブリュレ)5ユーロ、 Tris di dolci(ドルチェの3種盛り)5.5ユーロ、Cartuccini con vin santo(ヴィンサントとクッキー)5ユーロ |
X fenire 食後に |
Caffe'(カフェ)1.5ユーロ、Caffe' corretto(グラッパ入りカフェ)1.8ユーロ、Cappuccino(カプチーノ)2ユーロ、The aromatizzati(ハーブティー) 2ユーロ、Grappa(グラッパ)2ユーロ、Grappa riserva(グラッパ・リゼルバ)5ユーロ、Amaro e Limoncello(アマーロとリモンチェッロ)3ユーロ |
店名 | IL MAGAZZINO TRIPPERIA |
住所 | Via Sapiti 20/r Firenze Italy もしくは、Piazza della Passera 2/3 Firenze |
行き方 | 中心街からベッキオ橋を渡って右手。橋から徒歩3〜4分程度 |
電話番号 | tel +39 055-215969 |
定休日 | 不明 |
営業時間 | 昼と夜(土日は夜のみ営業) |
予算 | 1人20ユーロくらい(飲み物別) |
地図 | 大きな地図で見る |
楽しく、美味しく食事できました
こちらで紹介されているラプレドットの屋台の美味しさに感動して、夫と「内臓系料理を堪能したい」という意見が一致して行きました。そしてこの「Il Magazzino」さんで堪能してきました。
外のテーブルで食事したのですが、お店が面した小さな広場も静かでゆったりと食事ができました。(2011年4月 T.A様)