教会付属博物館

アレッツォ教会付属博物館 アレッツォ
アレッツォ教会付属博物館2階の1室:4方の壁は床から天井まで装飾と絵画で埋め尽くされています

教会付属博物館は大聖堂(Duomo)の正面玄関の向かいにあり、アレッツォ県の各地の教会などから集められた十字架、彫刻、絵画、聖具などが展示されています。

1階の見所は「シエナの平和 (Pace di Siena)と呼ばれる金細工で、亡くなったキリストと嘆き悲しむ聖マリアを後ろから天使が支える模様を真珠や宝石などが取り囲んでいます。また、行列用 の旗の裏表だったジョルジョ・ヴァザーリの「洗礼者ヨハネの説教」(La predica di s. Giovanni battista)と「イエスの洗礼」(il Battesimo di Gesù)や、大聖堂の内壁から移設されたバルトロメオ・デッラ・ガッタの「罪を悔いた聖ジローラモ」(S. Girolamo penitente)などの絵画も見逃せませんよ。

Arezzo MUDAS
「シエナの平和」の金細工:14世紀終わりから15世紀初め頃の作品でフランスで製作されたそうです。

1階の見学が終了したら受付前を通って階段から2階へ上がりましょう。2階は絵画が中心で、それぞれの部屋には写真付きのイタリア語、英語、フラン ス語の解説があるので、壁の絵と見比べながら見学することができます。見所は2間めの椅子が並べられている部屋で、4方の壁に旧約聖書の様々なエピソード が描かれています。この部屋やベッドの置いてある寝室は現在も使用可能で、寝室にはヨハネ・パオロ2世(1992年)やベネディクト16世(2012年) などのローマ法王がアレッツォを訪問した際に泊まったそうですよ。

Arezzo MUDAS
左:バルトロメオ・デッラ・ガッタの「罪を悔いた聖ジローラモ」1492-1493年は、大聖堂に「慰めの聖母の礼拝堂」の入り口を作るために取り除かれた壁に描かれていたフレスコ画を壁ごと移設しています。右:ジョルジョ・ヴァザーリの「キリストの洗礼」1549年

アレッツォ教会付属博物館の基本情報

名称 MUDAS Museum/Museo Diocesano d’Arte Sacra di Arezzo(アレッツォ教会付属博物館)
おすすめ
住所 Piazza del Duomo 1, 52100 アレッツォ
行き方 アレッツォ大聖堂のすぐ横
電話番号 +39 0575 4027268
休館日 無休
開館時間 冬期(11月1日~3月31日):月曜日~日曜日 10:00-17:00
夏期(4月1日~10月31日):月曜日~日曜日 10:00-18:30
入館は閉館の30分前まで
入館料 5ユーロ(65歳以上のシニアと12歳未満の子供:3ユーロ)
その他
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