サンタ・アナスタージア教会

イタリアゴシック様式建築の代表作品の一つです

ローマ時代のベローナの東西を結んだ道デクマーノの最東の位置に6世紀頃、アナスタージア聖人とレミジョ聖人を奉った教会がありました。1290年にドメニコ派修道士達が12世紀のVerona生まれのピエトロ聖人を奉る新しい教会を当時の君主スカラ家をはじめその他の有力な家族の主催で建て始めました。教会の隣には大きなドメニコ派修道院がありました。約300年位建設が続きファサードだけ未完成で終わりました。現在、ヴェローナで一番大きな教会です。

内部の見どころ

• 内部の見ものは翼廊の右から2番目のペッレグリーニ礼拝堂の入口の上部に国際ゴシックを代表するピサネッロの作品「聖ジョルジョとお姫様」が観られます。
• 内側の壁にはミケエレ・ダ・フィレンツェ作の素晴らしい24枚のレンガでできた「イエスの生涯」が描かれたレリーフがあります。
• 一番右のカヴァッリ礼拝堂内部にアルティキエロ作フレスコ画、マルティーノ ダ ベローナ作の聖母マリアとイエス、聖クリストフォロと聖エリジョの奇跡など、国際ゴシック様式のフレスコ画があります。
• 翼廊右側のチェントゥレゴ礼拝堂の祭壇画は ジローラモ ダイ リブリ作の「聖母マリアとイエス、聖トッマーソと聖アゴスティーノ」素晴らしいベローナのルネサンス絵画のひとつです。
• 入口の左の聖水盤は、有名な画家パオロ ベロネーゼの父 ガブリエレ ベロネーゼ作の”gobbo” (こぶ)があります。昔から迷信を招くgobboを触ると幸運を招くと言われています。
• その他、ロザリオ礼拝堂の祭壇画 ロレンツォ ダ ベネチアーノ作「慎ましい聖母マリア”」、国際ゴシック様式、ルネサンス様式の絵画彫刻が楽しめます。

サンタ・アナスタージア教会の基本情報