Piazza di Spagna(スペイン広場)

スペイン広場
スペイン階段を下から眺めると、登りきった所にトリニタ・デイ・モンティ教会が見えます。階段の途中で時々ミサンガを売っている人がいて腕に巻きつけようとすることもありますが、「ノー!」と言えば去って行ってしまいます。

スペイン広場
階段に座っている人達のあいだをぬってどんどん登って行くと途中に広場のような踊り場があるので、そこでいったん立ち止まってひと休みしながら下の風景を眺めてみてください。上から見る風景はまたひと味違います。

スペイン広場
階段を背にした広場の右側の風景。このまま右の方に進むとバブイーノ通りにつながります。ショップ、バール、ピッツェリアなどがあります。この通りの一本東側のマルグッタ通りには今も「ローマの休日」の新聞記者のアパートがあります。

スペイン広場
階段を背にした広場の正面にはバルカッチャの噴水とそこからまっすぐに延びるコンドッティ通りがあります。天気のいい日は噴水の周りには多くの人々が腰をかけて休んでいたり人との待ち合わせ場所にしたりしています。

スペイン広場
階段の上の夜のトリニタ・デイ・モンティ教会。フランス教会なのでフランス式に二つの鐘楼があります。ローマとパリの時刻を刻んでいた二つの時計は今は一つのみ。前にはオベリスクのある同名の広場がありそこから見下ろすローマの夜景はとても素敵です。

お勧め度:5つ星

スペイン広場はローマの中で一番人々でにぎわっている場所の一つです。イタリアのことをあまり知らない人でもスペイン広場の名前だけは耳にしたことがあるだろうというくらい有名でさらにいろいろ楽しめる要素があります。ここにはまずは変わった形の船の噴水(Fontana della Barcaccia バルカッチャの噴水)、映画「ローマの休日」で有名になったスペイン階段、階段の上にあるフランス教会(Trinità dei Monti トリニタ・デイ・モンティ教会)、教会の前の18世紀のオベリスク、広場の前から延びるショッピングストリート(Via Condotti コンドッティ通り)など、1つの広場でこれだけ楽しめるところはそうそうないでしょう。観光客だけでなくローマの人々にもお気に入りの場所です。


最大の見どころはなんといってもスペイン階段

スペイン広場の最大の見どころはなんといってもスペイン階段でしょう。この階段には本名があって、Scalinata di Trinità dei Monti(スカリナータ・ディ・トリニタ・デイ・モンティ)といい1725年にフランス外交官の寄付で完成しました。ここにスペイン大使館があったからこのわかりやすい愛称がついたのですが、その費用の出どころを知るとフランス階段と呼んであげたい気もします。バロック時代の特徴である波打ちながら流れるというドラマティックなデザインが取り入れられています。横幅はかなり大きく取ってあり、登りはじめて中段まで行くと二股に分かれ、真ん中に広場のような踊り場を抱き込んでいるとても芸術性のあるスタイルです。

階段の一番上まで上がり遠くまでローマを見渡す

階段は一番上まで135段続いていますが途中に広い踊り場がありますので少し休んで下の景色が眺めてもよいでしょう。登りきった所にももたれて下が見られるような柵があります。これらの場所からの眺めは最高で、特に夕日に染まったローマを眺めれば一生の思い出になるでしょう。毎年ゴールデンウイークの時期には大きなピンクのツツジの鉢が階段の途中に並べられその美しさはよりいっそう華やかになります。残念なのは今は映画「ローマの休日」のように階段でジェラートを食べることは文化遺産の保護のため禁止されていてできません。雨の日以外はいつも多くの人であふれかえっていますが、ごった返す人混みをよけながら階段を一番上まで上がって振り返り遠くを眺めれば遠くにサン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見え、なんてローマは素敵な街なんだろうと感動すること間違いなしです。

"バルカッチャ"が沈みかけているのには意味がある

スペイン階段の下の広場には1627年に制作された「バルカッチャの噴水」があります。噴水にしてはとても変わった形をしていて、船が沈みかけているように見えるのでバルカッチャという名前になったそう。これは作者のピエトロ・ベルニーニがテベレ川の氾濫で一艘の船がここまで流されてきたのを見たことからインスピレーションを得たと言われています。息子である有名なジャン・ロレンツォ・ベルニーニもこの噴水の制作を手伝いました。当時はこのあたりだけヴィルゴ水道の水圧が足りず噴水から水を噴き出させたり滝のように流すことが困難でしたが、ベルニーニは地面よりも少し低く作った水槽に船を半分沈めることで水圧を上げ船首や船尾から見事に水を湧き流すということに成功しました。船には発注主一家のバルベリーニ家の紋章である蜜蜂の装飾がされています。

階段の上にはフランス教会 トリニタ・デイ・モンティ

階段の上にはフランス教会 のトリニタ・デイ・モンティ(Chiesa della Trinit_ dei Monti)が建っています。ゴシック様式のこの教会は1502年に制作が始まり16世紀末に完成しました。当時は丘の上のこの教会と下のスペイン広場は崖で区切られていて行き来はとても大変でした。そこでフランス側の寄付で、ここに大使館があったスペインとフランスの両国間の平和を願って1725年に大階段が建設されました。これで崖の下と上が繋がったというわけです。ファザードのデザインはフランス式の左右対称でシンプルかつ美しく整っています。二つの鐘楼にはそれぞれ時計が付いていてひとつはローマの、もう一つはパリの時間を示していましたが現在は左側しか残っていません。教会の前は小さな広場になっていて似顔絵描きやお土産屋が出ていて賑わっています。

広場の前からはショッピングエリアが続く

地下鉄A線スパーニャ駅はローマ最大のテルミニ駅からふた駅という便利さと、ここがローマの中心地では一番のショッピングゾーンとなっていることから、観光客だけでなくローマの人々も日常的に訪れます。なかなか手の届かない高級ブランド店が軒を連ねるコンドッティ通り(Via Condotti)をはじめとして、普通の店がたくさん見つけられるバブイーノ通り(Via del Babuino)やコルソ通り(Via del Corso)が交差していて、ウインドウ・ショッピングだけでもj十分楽しめますが全て見るにはかなりの距離があります。どこに行っても買い物は楽しいものですが、イタリアでの買い物の仕方の基本は、まずお店の外からウインドウの商品をじっくり見て、何か目にとまったら必ず外から見えるように置いてあるプライスを見て、それで気に入ったらはじめてお店に入ります。店員さんに挨拶を忘れずにしてから興味のある商品を言って出してもらうようにします。自分で見たいものが他にもあったら必ずさわって見てもいいかどうか聞く、そしてお店を出る時は最後にまた挨拶を忘れずに。このマナーを守ればとても気持ちよく買い物ができます。スペイン広場エリアは歴史もモードも見られ、昼間は人々の活気があふれ夜は落ち着いたライトアップ効果で照らされる、とても素敵な場所でローマの顔と言ってもいいでしょう。

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施設名 Piazza di Spagna(スペイン広場)
住所 Piazza di Spagna, 00187 Rome - ITALY
行き方 地下鉄A線スパーニャ(Spagna)駅下車すぐ
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