奇跡の広場 = ドゥオモ広場(Piazza dei Miracoli = Piazza del Duomo)5つ星

ピサの洗礼堂
ピサの宝石箱と呼ばれる洗礼堂

ピサのドゥオモ
中央に置かれた洗礼盤は13世紀半ばににグイド・ダ・コモによって作られたもので、各面には大理石のバラ型装飾と見事な象眼細工が施されています。

ピサのドゥオモ内部
ニコラ・ピサーノによる説教壇。解説を読みながら見ると納得しますね。

正円形の美しい宝箱、洗礼堂

1152年にディオティサルヴィにより着工。13世紀にはピサーノ親子も建築に携わり、14世紀後半チェッリーノ・ディ・ネーゼの指揮のもとに完成した。
洗礼堂はピサ・ロマネスク様式とゴシック様式で構成され、作られた時代の移り変わりを物語っています。1層目は向かい合う大聖堂のファサードと同じ列柱回廊で飾られ、2層目以上にはゴシック式ピナクル(小尖塔)とペディメント(三角形の切妻壁)が繊細なレース模様のように重なり合い「宝石箱」と呼ばれる理由がよくわかります。
8面からなる円蓋は部分的に大理石の化粧板が使用され、その他は素焼きの瓦がのせられている(茶色の部分)。4つの扉口のうち大聖堂に面した所が入口で、この入口の両脇にある柱には彫刻が施され、扉の上にはジョヴァンニ・ピサーノによる聖母子像の複製(オリジナルはドゥーモ付属美術館蔵)が置かれています。

説教壇はニコラ・ピサーノにより1255年から1260年にかけて制作されたもので、中央に1本、周囲に6本の計7本の柱で支えられ、そのうち3本の柱の台座にはライオン像が彫られている。円柱の上には美徳の擬人像が、柱と柱を結ぶアーチには預言者が見られます。5枚の浮き彫りパネルは赤みのある石で額縁のように縁取られ、そこにはキリストの生涯を表す「受胎告知とキリストの誕生」「三王礼拝」「キリストの奉献」「磔刑」「最後の審判」が彫られています。

カンポサント(Camposanto=墓地)

1277年にジョヴァンニ・ディ・シモーネにより工事が着工され15世紀に完成。
2つある入り口の右側の入口の上には1350年に制作されたニーノ・ピサーノ派によるゴシックの装飾壁龕に聖母子像を囲む4人の聖人と跪く寄贈者の彫像が置かれている。
中に入ると長方形の中庭を繊細な4連窓が合わさったアーチが連続する美しいゴシック様式の回廊が囲んでいる。ここには十字軍の時代に遠くパレスチナから運ばれてきたゴルゴダの丘の土が大量に入れられたといわれる。腐敗した死体はキリスト教美術では「トランジ」と呼ばれ、一番恐ろしい死の表現であったが、キリストが処刑されたゴルゴダの丘の土に埋葬されると遺体は一晩で骸骨になると信じられていた為である。

ドゥオーモ付属美術館(Museo dell'Opera del Duomo)

ドゥーモのファサードや洗礼堂内にあった彫像のオリジナルを移し展示している。
1階部分には11世紀から16世紀の彫刻を中心とした作品が、2階には15世紀から18世紀の絵画や木製の像などが展示されている。また1階にある中庭を巡る回廊から斜塔の美しい写真を撮ることができる。

シノピエ美術館(Museo delle Sinopie)

シノピエとは壁画に施された下絵のことである。黒海沿岸のシノペという町でとれた茶色の土が壁画を描く際の下絵の輪郭として使われたところからこう呼ばれる。1944年アルノ川の対岸から連合軍の砲撃を受けてカンポサントが消失し、フレスコ画の下からシノピエが現れた。この美術館にはこれら13世紀から15世紀の画家達のデッサンが集められて展示されている。

ピサ担当 吉良深雪
記者からのアドバイス

電車でお越しの場合
奇跡の広場まではPisa中央駅から約徒歩25分、Pisa San Rossore駅からは徒歩約5分と、実はPisa San Rossore駅の方が最寄り駅になります。
しかし、Pisaの町並みも是非観光して欲しいもの。そこで、行きはPisa San Rossore駅からアクセスし、奇跡の広場観光、Pisaの町並み観光、Pisa中央駅へ、というルートはいかがでしょうか。

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