クアットロ・カンティ周辺(Vicinanze dei Quattro Canti)

Quattro Canti in Palermo
パレルモ旧市街の真ん中、クアットロ・カンティ

Quattro Canti in Palermo
クアットロ・カンティの彫刻の1つ。春夏秋冬の寓意像のうち、“冬”を表すのは老婆の彫像

Fontana Pretoria in Palermo
プレトリアの噴水。裸の彫像ばかりなので、別名『恥の噴水』とも!?

Chiesa Martorana in Palermo
マルトラーナ教会。内部にはノルマン時代のモザイクとバロックのフレスコ画が共存する。

Chiesa Martorana in Palermo
マルトラーナ教会内部のモザイク。『キリストの生誕』を描いたもの。

Chiesa Martorana in Palermo
マルトラーナ教会の内部。後陣部分は後に改築され、豪華なバロック様式。

Chiesa S.Cataldo in Palermo
サン・カタルド教会。3つ並ぶ赤いクーポラはパレルモの象徴でもある。

Chiesa S.Cataldo in Palermo
サン・カタルド教会内部。建設を命じた宰相が暗殺されたため壁面には一切装飾がなく、却って構造的な美しさを醸し出している。

Chiesa S.Caterina in Palermo
サンタ・カテリーナ教会内部。パレルモで最も美しいバロック様式の教会の1つ。

パレルモ旧市街のど真ん中、クアットロ・カンティ

クァットロ・カンティ(Quattro Canti)とは、日本語に訳すと四辻とでも言う意味です。実際ここはかつてのパレルモのメイン・ストリート、ヴィットリオ・エマヌエレ通りと、それと直角に交差するマクエダ通りとの交差点。元々パレルモには港と王宮やカテドラルを結ぶカッサロ通り(現ヴィットリオ・エマヌエレ通り)しか、大通りは存在しませんでした。ヨーロッパ他の都市と比較しても決して小さくない街にしてはそれではちょっと寂しいということで、1600年頃マクエダ通りが作られ、出来上がった交差点を、パレルモをちょうど四等分する地点でもあるし、4角を切り落と8角形にして、彫刻を置いて、街の広場にしようと思うのも想像がつきます。

それぞれは3階建てで、1つの角には3体ずつの彫像が置かれています。1階部分には“春夏秋冬”を表す寓意像。2階部分には実際に彫像が完成した1600年代前半以前のスペイン・ハプスブルク家の支配者たち、更にその上の3階部分には、パレルモを4つに分けた区域の、それぞれの守護聖人の像が置かれています。興味深いのは1階部分の“春夏秋冬”。春の若い娘の像から右回りに徐々に年を重ねていき、冬は老婆の彫像です。それぞれ建物の一部となっていて、その1つの角にはサン・ジュゼッペ・デイ・テアティーニ教会(Chiesa di San Giuseppe dei Teatini)が聳えます。

裸体の彫刻が乱舞するプレトリアの噴水

クアットロ・カンティのすぐ近く、階段を数段上った上に、一際大きい広場があります。広場の中心に巨大な噴水(Fontana Pretoria)が置かれているので、必ず目に付くことでしょう。パレルモ市庁舎が面するこの広場はプレトリア広場、直訳すれば法務官広場で、昔からここがパレルモの中心でした。その広場に白大理石の巨大な噴水が置かれたのは16世紀後半。トスカーナの彫刻家、フランチェスコ・カミリアーニが設計したものです。

システィーナ礼拝堂にミケランジェロが裸体を堂々と描く時代であっても、ガチガチのカトリック教徒のシチリア人の頭は固く、裸を嫌う彼らにはあまり評判が良くなかったらしく、『恥の噴水』という悪名も付けられています。

ノルマン時代のモザイクとバロックの融合、マルトラーナ教会

プレトリア広場から市庁舎の横の細い道を抜けると、ベッリーニ広場(Piazza Bellini)です。ここにはなんと教会が3つも面しています。正面に見えるのが、バロック風のファサードのマルトラーナ教会(Chiesa della Martorana)。1143年に建設された、ノルマン時代の教会です。ノルマン王国の初代ルッジェーロ2世王に使えた総督、ジョルジョ・ダンティオキアによって建てられたため、正式名称はサンタ・マリア・デッランミラーリオ、総督の聖母マリア教会なのですが、後にマルトラーナ修道院の教会となったため、一般的にマルトラーナ教会と言われています。

入口部分は16世紀以降に増築され、バロックの時代にフレスコ画が描かれました。奥に進むと、12世紀の金箔のモザイクが輝いています。聖母マリアに捧げられた教会のため、『キリストの生誕』や『聖母マリアの昇天』、『受胎告知』など、聖母マリアに関連するモザイクが多いのが特徴です。

3つの赤いクーポラがかわいいサン・カタルド教会

その右側にあるのがサン・カタルド教会(Chiesa di S. Cataldo)。というより、3つの赤いクーポラのため、そちらに最初に目が行ってしまいます。サン・カタルド教会は、隣のマルトラーナ教会から遅れること約15年、2代目のノルマン王、グリエルモ1世に使えた宰相、マイオーネ・ディ・バーリによって建設されました。でも建設途中で本人が暗殺されてしまったため、天井や壁面の装飾は一切なく、非常にシンプルな内部を見せています。

圧倒される豪華さのサンタ・カテリーナ教会

マルトラーナ教会のほぼ正面にはサンタ・カテリーナ教会(Chiesa di S. Caterina)があります。通常の観光コースには入っていないのですが、シンプルなファサードとは対照的に非常な豪華なバロック装飾の内部は一見の価値ありです。16世紀後半に建てられ、17世紀後半に当時流行のバロックで、一部の隙もないほどに装飾が施されました。

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パレルモ在住:kinuko takahashi
イタリア在住者からのアドバイス

パレルモに来たら、絶対はずせないポイントです。至近距離にこれだけ観光ポイントが集まっているのですから!クアットロ・カンティの老婆の彫刻、女性は身につまされるかもしれませんが!

パレルモ在住:kinuko takahashiスタッフスタッフ一覧を見る

 

マルトラーナ教会(Chiesa della Martorana)
拝観料:寄進を求められます
平日 8:00〜13:00 15:30〜17:30
祝祭日 8:30〜13:00

 

サン・カタルド教会(Chiesa di S. Cataldo)
入場料:2.00ユーロ
平日 9:30〜13:30 14:30〜17:00
祝祭日 9:30〜13:30

 

サンタ・カテリーナ教会(Chiesa di S. Caterina)
入場料:2.00ユーロ
平日 9:30〜13:30  

地図
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