コンソリ宮殿 Palazzo dei Consoli(グッビオ市立美術館)

Palazzo dei Consoli
60メートル以上の高さを誇る宮殿正面

Palazzo dei Consoli
高い天井が威厳のある大広間の空間

Palazzo dei Consoli
イグウィウムの青銅版のなかの1枚

Palazzo dei Consoli
ロジェッタの間の美しい薬壷のコレクション

Palazzo dei Consoli
絵画館の豊富な絵画の数々

Palazzo dei Consoli
考古学コーナーの歴史ある石棺

Palazzo dei Consoli
開廊部分からの美しい町の眺め

グッビオに数多くある建築物の中で最も有名で美しいゴシック建築の宮殿で、1332年〜1349年にかけて建築家アンジェロ・ダ・オルヴィエートによって創建されました。

グッビオのシンボル的建築物であるとともに、この町ではじめに水道管が引かれた場所でもあり、その水道管は建物内の噴水に水を引くためという、当時としては豪奢極まりない発案であったそうです。1909年からグッビオ市立美術館として内部には紀元前文明の遺物を展示した地下の考古学コレクションの展示室をはじめ、イグウィウムの青銅版のほか、絵画美術館、陶器展示室などグッビオの歴史にちなんだ幅広いコレクションを見ることが出来ます。 宮殿そのものの入り組んだ構造と、展示された作品群の調和が文化的な空間を生み出している見どころです。では美術館内を展示物とともに辿ってみましょう。

大広間(宮殿入り口)- Sala dell'Arengo

グランデ広場から扇形の階段を登りゴシック様式の美しいファサードをくぐると大きな広間に入ります。ここは美術館のレセプションでもあり、ここには近代までにグッビオ近郊で発掘された古代ローマ時代からの遺物の数々、大理石彫刻や石棺、劇場跡から発掘された遺物、中世の武具など、グッビオの歴史全体を感じられる構成となっています。また、ウルビーノ公モンテフェルトロ、デッラ・ローヴェレ領下にあったルネッサンス時代の紋章のレリーフや美術館内の2階部分に通じる階段壁面に大きく描かれたゴシックのフレスコ画も空間と調和し、見ごたえがあるダイナミックな空間になっています。

パラティーナ礼拝堂 - Cappella palatina

宮殿の内部にある礼拝堂だったここには、この美術館のメイン展示物ともいえるイグウィウムの青銅版が展示されています。7枚の青銅版のなかでも最も古いものは紀元前3世紀に遡るとも言われており、7枚のうち5枚は両面が、2枚は片面のみ文書が刻まれており、合計12面の大変長い文章と言えます。その中でも古いものはウンブリア文字によるウンブリア語(パレオウンブレ)で書かれ、比較的新しいものはラテン文字によるウンブリア語(ネオウンブレ)で書かれているなど、時間の経過の中で使われる書体も変わっているのが興味深いです。この青銅版は古代ウンブリア語とウンブリア族を知るための唯一の手がかりであり、ギリシャ神話の主神であるユーピテルを信仰する12人の聖職者によって構成された聖職者団体の規定をはじめ、儀式の手順、ラテン文学的要素を持つ詩など、奥深い中部イタリアの最も古い民族の歴史を垣間見ることが出来ます。

ロジェッタの間 - Sala della loggetta

大広間の階段を登ってゆくと右手にある美しい部屋で、グッビオの歴史ある伝統工芸である14世紀のマヨリカ陶器を中心にルストロと呼ばれる金属的光沢のある陶器を生み出したマストロ・ジョルジョ・アンドレオーリの工房の名作の数々の他、素晴らしい薬壷のコレクションが集う間。続く秘密の廊下と呼ばれる長い通路には国内外の陶器コレクションの他、現代陶芸の作品も見られ、中世に使われていたお手洗いや水道管の配管跡から、当時の建築技術の水準の高さが伺えます。細かく入り組んだ作りの通路は独特の雰囲気があり、建築的にも見る価値のある宮殿の1部と言えます。

貴族の間(絵画館)- Piano nobile

3階にあたるこの絵画館は、1200年代後半から1800年代にかけてのウンブリア派の絵画のコレクションを見ることが出来ます。中でも特筆すべき作品は、14世紀の飾り絵の聖骨箱、Reliquario miniatoや、聖母マリアの加護を描いたGonfalone della Madonna della Misericordia (ペルジーノの弟子であったシニバルド・イビの筆による)などがあります。噴水の間に見られる、室内にある噴水盤もグッビオで初めて水が引かれた場所として有名です。

考古学博物館 - Museo archeologico

宮殿の地下部分は、考古学博物館となっており、宮殿の正面の裏側にある入り口から入ることが出来ます。ここはアレンゴの大広間という空間でグッビオ近郊で出土した大理石彫刻をはじめ石碑や石棺、先住民の生活道具、石器や陶器など幅広い出土品のコレクションを見ることが出来ます。

マルケ州在住 Hayashi Yukiko
グッビオで一番美しい宮殿、お勧めです

絵画美術館の1室である貴族の間から出られるオープンエアーの開廊部分からは、グランデ広場とグッビオの町が一望でき、町のパノラマポイントの1つとなっています。記念写真を撮るにはもってこいの場所で、美しい瓦屋根の町並みを楽しみながら一息つける大変気持ちのいい空間ですが、軒先に群れているハトの糞だけには気をつけて!

日本人アテンド
ウルビーノやグッビオなどマルケ州周辺の都市をご案内いたします。知られていない美しい町を日本語で通訳アテンドします。スーパーや市場のショッピング通訳、市内散策、バス観光のお供など便利で楽しい滞在をお手伝いします。(林:hayashi-marche@amoitalia.com

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施設名 コンソリ宮殿 Palazzo dei Consoli(グッビオ市立美術館)
住所 Piazza Grande, 06024 Gubbio, イタリア
Tel. +39 075 927 4298
開館時間 4月、5月、9月、10月:10:00〜13:00 / 15:00〜18:00
6月〜8月:10:00〜13:30 / 14:30〜18:00
11月、3月:10:00〜13:00 / 14:30〜17:30
(*)閉館30分前からは入場できません
休館日 月〜日曜まで休館日なし
入館料 5ユーロ
7歳〜25歳とツーリストカード所持者は2.50ユーロ、
6歳までは無料
(*)ツーリストカードは、グッビオの美術館などに割引料金で入場出来るカード、ツーリストインフォメーションで4ユーロで買えます
地図
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