代表的な劇場(Teatri rappresentativi)

Teatro Petruzzelli
ペトゥルッツェッリ劇場:プッチーニ生誕150周年の祝賀記念公演では蝶々夫人が上演されたそうです。

Teatro Petruzzelli
ペトゥルッツェッリ劇場の左脇には小さな広場があり、12月始めに入ると毎年クリスマスの大掛かりな飾り付けが準備され、サンタクロースが現われます。こちらは2009年のBabbo Natale(サンタクロースの家)。

Teatro Petruzzelli
一方こちらは、2010年のクリスマスツリー。隣に見えるエレガントな建物はカヴール大通り沿いにあるイタリア銀行バーリ支店です。正面の噴水広場を横切って大通りの反対側に立つと美しい景観が楽しめます。写真もこちらからどうぞ!

Teatro Piccinni
ピッチンニ劇場:19世紀半ばに建築されたこの劇場では美しいドリス式の円柱が出迎えてくれます。

Rickshaw tour
ピッチンニ劇場前のイサベル庭園に立つピッチンニの塑像。ニコロ・ヴィート・ピッチンニはローマにおいて喜歌劇オペラ・ブッファの「チェッキーナ」で成功を収めた後、マリー・アントワネットによりパリに招待され才能を開花させ活躍したバーリ郷土作曲家。

Teatro Piccinni
ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りから望むピッチンニ劇場。正面にあるのがバーリの政府庁舎、交差している通りをPiazza Massariの方面に進むとCastello Normanno Svevo(ノルマン・スヴェーヴォ城)があります。

Teatro Margherita
マルゲリータ劇場:円形のホールと2つのギャラリーで構成されています。ファサードはコリント式の柱頭をもつ2本の塔と大きなアーチが特徴的です。かつてアーチの上には3体の彫刻が施されていましたが、第二次世界大戦の襲撃を受けすべて姿を消してしまいました。

Teatro Margherita
マルゲリータ劇場:1920年頃、劇場の下は埋め立てられた後、デッキが設けられヨットクラブが誕生しました。マリーナからの劇場のシルエットは特に美しく、時間の経過とともに眺めを楽しめます。また、この風景はよく絵はがきでも紹介されています。

Teatro Margherita
マルゲリータ劇場:今まで開催された催しの紹介パネル。当初建築された頃のように市民のための劇場としての機能をバーリ市は復活させたかったようですが、財政面で折り合いがつかず、修復後は現代アートを展示する施設として利用されることになりました。

バーリには歴史のある一度は訪ねてみたい劇場(teatro)があちらこちらに点在しています。なかでもTeatro Petruzzelli(ペトゥルッツェッリ劇場)、Teatro Piccinni(ピッチンニ劇場)とTeatro Margherita(マルゲリータ劇場)の3劇場は、19世紀のナポレオンによる統治時代に形成されたムラット地区*に位置し、それぞれの魅力的なファサードは美しい町並みの景観にもなっています。 *ムラット地区は主に旧市街と新市街を分けるヴィットリオ・エマヌエーレ通りから駅前のアルド・モーロ広場に挟まれた碁盤の目の地区を指します。地図はバーリ市内の交通のページにありますのでご参照ください。

(1) Teatro Petruzzelli(ペトゥルッツェッリ劇場)

この劇場はバーリにおいて最も芸術的にも社会的にも慣習的にも核となる存在です。時代は1887年に最初の建築計画案が完成された頃まで遡ります。その後、約16年の歳月を経て1903年2月に完成。それ以来長年にわたり歴史が刻まれてきましたが、不運なことに1991年10月26日夜の上演後に建物内部から大規模な火災が発生し、ホール部分はほとんどが消失してしまった模様です。完成当時の建築物同様に復元させるべく綿密な工程のもと、数々の驚くべきことが事実があったそうです。そのひとつは、かろうじて残存していた一部を再利用し、そこに見事に同じ構えの劇場が再現されたことです。こうして長年にわたる再建の道を経て、ついに2009年こけら落としとなりました。

名称 Teatro Petruzzelli(ペトゥルッツェッリ劇場)
住所 Via Salvatore Cognetti n.8, 70121 Bari
行き方 前アルド・モーロ広場より旧市街方面に「Via Sparano da Bari」を進み、「Piazza Umberto」を抜け2つ目に交差する通り「Via Principe Amedeo」を右折。「Corso Cavour」を横断すると左手にあります。
電話番号 +39 080-9752-840(総合案内/受付時間:月〜金 10〜13:00/17〜19:30)
+39 080-9752-810(チケット販売/受付時間は総合案内と同じ)
上映日程 オペラ・バレエの題目により変動するので日程は、以下に記載されたオリジナルHPの「STAGIONE」、またはチケット予約用ページをご覧ください。
休館日 同上
料金 題目をご確認後に上記へお問い合わせください。
URL http://www.fondazionepetruzzelli.it/(オリジナルHP/伊語)
予約 http://fondazionepetruzzelli.bookingshow.com/TeatroPetruzzelli/(チケット予約用)
オンラインでチケット購入の場合は事前登録が必要です。
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(2) Teatro Piccinni(ピッチンニ劇場)

ピッチンニは1854年に完成後、同年5月こけら落としとなったバーリで最古の市民劇場です。1991年のペトゥルッツェッリ劇場の火災による修復中、およそ20年間規模的にも伝統的にも県庁所在地の重要なホールとして活躍してきました。プーリア州では再建されたペトゥルッツェッリ劇場、レッチェのポリテアマ・グレコ劇場とサン・セヴェーロのヴェルディ劇場に次ぎ4番目の大きさを誇ります。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世大通りに位置し、正面にはアラゴン王国時代イサベルの名前を冠した小さな庭園(Giardini Isabella d‘Aragona)があります。バーリ出身のクラシック作曲家にちなんでニコロ・ピッチンニ劇場と名づけられました。ここでは、喜劇、悲劇、ミュージカル、オペラなど様々な作品が150年余りもの長い間上演されてきましたが、2013年まで修復のため休館となっています。美しいファサードだけでも、ぜひ散策のついでにご覧ください。

名称 ニコロ・ピッチンニ市民劇場(Il Teatro Comunale Niccolo' Piccinni)
住所 Corso Vittoria Emanuele II n.84, 70122 Bari
*2013年まで修復中のため休館となっています。
行き方 駅前アルド・モーロ広場よりVia Sparanoを直進し、Corso Vittorio Emanuele U通りを左折し、100mほど進むと左手にあります。
電話番号 +39 080-5212-484
URL http://www.cameratamusicalebarese.it/i-teatri/scheda/teatro-piccinni-bari/3.htm
*オリジナルのHPはないので、ご参考までにCAMERATA MUSICALE BARESEのページを添付します。「Teatri」のタブを開き、「Teatro Piccinni」をクリックすると劇場内部のイメージが見られます。(伊語のみ)
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(3) Teatro Margherita(マルゲリータ劇場)

マルゲリータ劇場はバーリで最初に建築された鉄筋コンクリートの建造物です。前身は木造でしたが1911年の火災で焼失したため、3年後新たにKursaal Margherita(クルサール・マルゲリータ)という遊戯施設として生まれ変わりました。1921年からは軽演劇と映画が交互に上映されるようになりました。この建物はまさに海の中に支柱を建て造られ、陸地とは桟橋で繋がれていました。あいにく、第二次世界大戦の渦中に爆撃で損壊を受けます。戦後はla Società Orfeoによって改修が施され、1979年まで映画館として使用されていました。その後、この建物が国有化されてから30年にわたる長い修復工事を経て、2009年いわゆるヨーロッパでアール・ヌーヴォーといわれるリバティ様式の大きなアーチのファサードを持つ流線型のデザインへと変貌を遂げたのです。現在は現代アートの展示・イベントなどの会場として使われています。

名称 マルゲリータ劇場(Teatro Margherita)
住所 Piazza Quattro Novembre, 70122 Bari
行き方 ヴィットリオ・エマヌエーレとカヴール大通りが交差する、旧市街の南端Piazza del Ferrareseの正面。ルンゴマーレのマリーナに接しています。
電話番号 +39 800-018-291
開館時間 火〜日曜11:00〜13:00, 17:00〜21:00
*2012年3月にARTE POVERAの催しが終了した後は休館中。今後の予定はまだ発表されておりません。
休館日 月曜日
URL http://www.artepovera2011.org/index.php?pag=bari
オリジナルのHPはないので2011〜2012年に催された最新のイベント情報を添付します。(伊語・英語)
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バーリ在住 YOSHIDA MINA
イタリア在住者からのアドバイス

バーリを代表する3つの劇場は休館中のところが目立ちますが(2012年7月現在)、どれも文化的な長い歴史を刻んできた風格をもっています。ファサードだけでも鑑賞する価値は十分あります。観光スポットが集中する旧市街からも近いので、ぜひお立ち寄りください。

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